旅の動機

のっけから放置気味で我ながら先行きが不安である。
自転車の解説をウダウダ書くよりこっちを先に書くべきだろ、
ということで、今日は旅の動機について。
と言っても、人様に向かって堂々と話せるほどの立派で具体的な動機はないので。

端的に言うと、世界を自分の目で見てみたいから、ということになるんだろうか。
前から旅することが好きで、国内をオートバイで走り回って結構楽しくやっていたのだけど、段々と国外を見てみたくなった。
美しい風景だとか文化とか人々の素顔だとかを見てみたいと思うようになった。
確かに今はTVやインターネットで世界の情報をある程度得ることはできるけど、
でもそれっていろんなフィルターを通して出来上がった、事実とはまた別の情報だと思う。
発信者の意思や思想、発信する媒体や手法……、
そんな色々を介さない生の情報を自分の五感で得て、そのときどう感じるのか、それを知ってみたいと思う。

旅の手段として自転車を選んだのは、その速度が自分に合ってるし好きだったから。
自転車は車やオートバイよりはゆっくりと走るから、その土地をじっくりと味わえるし五感で得られるものが多い。
そしてなによりそこにいる人々との”距離”が近い。
かといって徒歩だと(自分の感覚からすると)ちょっと移動に時間がかかりすぎる。風を切る爽快感もない。
飛行機や電車、バスの旅も面白そうだけど、でも今回は街と街をつなぐのではなく、”ひとつながり”の世界を見てみたい。
だからまあ、自転車が程好い移動手段だと思ったのだ。

そんな旅ももうすぐ出発。
まだ準備が終わってないけど、果たしてどんな展開になるのだろうか?

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旅の動機 への4件のフィードバック

  1. 兰曦 のコメント:

    悠司さん、これも読んでしまった、世界を自分の目で見る’ことはすごいだけではなくて偉いことだと思いますよ!

  2. ゆうこ のコメント:

    こんにちは
    育児中でしばらく海外旅行へ行けなくて、ちょっとストレスフルな時にこちらのブログに出会いました。
    夜中に何度も授乳で起きたり、赤ちゃんのお昼寝のときに抱っこしながらだったり、そんな時に読ませてもらいました。

    自分が旅をしているような気分になれて、とても救われました。
    今は赤ちゃんも6ヶ月になりずいぶん楽になりましたが、小さな頃の出かけられない閉塞感といったら…!
    イスタンブールを越えた頃から、あぁ もうすぐゴールしてしまう…もったいないと残念に思ってしまうくらい、一気に読んでしまいました。
    本当はゴールおめでとうございます!ですのにね。

    子どもが少し大きくなったら旅に出たいと思いました。
    Shimaさんのように自転車で行くことはとても叶いませんが、このようなステキな旅がしてみたいです。

    ありがとうございました。

    • shima のコメント:

      こんにちは。
      返信が遅くなってしまってごめんなさい!
      旅が終わってからしばらく経ち、日本での生活が日常となって久しく、ブログの管理ページにアクセスすることもあまりなくなってしまいました。
      でもたまに、やはり旅の事を思い出して時々ログインし、コメントに気付いてこうしていそいそと返信を書いている次第です。

      小さい赤ちゃんがいると大変そうですね。愛する子供であっても、やはり一人の人間を育てるというのは相当に大変なことなのだろうと想像します。
      でも将来、子供が大きくなって一緒に旅をしたらそれは楽しいでしょうね。もちろん一人旅をしたっていいのですが!

      ほとんど更新をしなくなったこんな過去の旅の記録でも、こうしてコメントを下さる方がいるというのはとても嬉しいことです。
      僕も今は日本で会社員として“普通”の生活を送っていますが、ゆうこさんのコメントで久しぶりに旅を思い出し、ホッコリと幸せな気分になれました。
      このブログがゆうこさんにとって少しでも非日常を感じられるものであったのなら、それは僕にとっても喜ばしい限りです。

      ゆうこさんのこれからの旅がより良いものになることを願っています。
      ありがとうございました。

      Shima

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