朝、テントを片付けていると、エドガーとジュリーが出発前の挨拶に来てくれた。
彼らはこの後、富士山の周りを走ってから東京に向かう。
二人乗り自転車で東京を走るのは大変だろうけど、安全に楽しんでほしい。
彼らはスイスのフランス語圏に住んでいるので、「フランス語で『良い旅を』はなんて言うの？」と聞いたら、”Bon voyage”と教えてくれた。
Bon voyage!
二人が出発した後に水を汲みに行ったら、もう一人の外国人自転車旅行者が歯を磨いていた。
彼のほうはドイツ人で、名刺をもらった。
結構みんな名刺持ってるんだな。
俺も作ろうと考えていたけど、なんとなくタイミングを逃してしまった。
でもやっぱりあると自己紹介の時には便利そうだ。
で、彼ももう出発するところだったので少ししか話さなかったけど、自転車はチタンのフレームで、ソーラーパネルをつけて電子機器の充電が出来るようになってたりして、なかなかこだわりがあるようだった。
因みにソーラーパネルは日本製よりドイツ製の方が良いと言っていた。へぇ～。
でも確かに、ソーラーパネルはあったらあったで結構便利かもしれない。
8時半ごろには自分も出発。
今日は渥美半島の伊良湖からフェリーで三重県の鳥羽まで渡る。
このルートだったら名古屋の都市部を走らなくて済むから、大分楽だと思う。
途中通り過ぎる小学校は、どこも運動会をやっているようだ。
そうか、今日は土曜日か。最近は運動会は秋じゃなくてこの時期に開かれるんだね。
お昼はどうやら人気のあるらしい食堂で岩ガキ丼を食べる。
岩ガキのフライを卵でとじたもの。ふふふ、美味。
14時ごろに伊良 湖に到着したら、ちょうどフェリーが出航間近。
これを逃すと次の便は1時間後なので、駆け込み乗船。
鳥羽までは1時間弱の船旅。
優雅にノンアルコールビールを飲んで、ウトウトしていたらすぐ着いてしまった。
小一時間船に乗ったらもう近畿、というのがちょっと不思議な感覚。
そして伊勢は赤福推しが凄い。
この日の夜は伊勢‐松坂間の海沿いにある、エドガー＆ジュリーにお勧めしてもらったキャンプ場に宿泊。
2人の言ってたとおり、管理人がとてもフレンドリーだった。
テントの下に敷くクッション材をただで貸してくれた。おかげで快眠。
走行データ
走行距離：94km
総走行距離：441km
