6/11 长丰→风台(fengtai) (68km) ―手紙をもらうー

朝、出発の荷造りをしていると、宿の女将さんが部屋をノックした。娘さんが書いたという手紙と、それを読んで返事をもらいたいと書かれた紙を持っていた。どうやら昨日、俺のことを話したらしく、外国に興味がある中学生の娘さんが手紙をくれたのだ。

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手紙には学校のことや、将来の夢のこと、世界を旅したいことなどが綺麗な字の英語で書かれていた。まさかこんなものをもらうとは思っていなかったので面食らったが、とても嬉しい。簡単にではあるけれど、多分この子より汚い字と下手な英語で返事を書いた。それを女将さんに渡すと、筆談で、娘の友達として電話番号を教えて欲しいといわれた。確かに一応電話は持っているけど、国際電話になるし、そもそも言葉がわからない。メールアドレスとこのブログのURLを教えたものの、彼女はメールが出来ないらしく、またこのサイトも中国からだとVPNを使わないとアクセスできないはずだ。だから代わりに、旅先からこの賓館に手紙を送るという約束をした。

その後も筆談で話して(辞書を引きながらだったのでものすごく時間がかかったが)、娘と息子がいること、自分は中学までしか出てないこと、でも家庭は和やかでとても幸せだということ、そんなことを話してくれた。最後に部屋を出て行くときに「谢谢」と言われた。こちらから「ありがとう」と言うことはいっぱいあるけれど、言われるのは中国に来て初めてかもしれない。

まあそんなことをしてたので準備が整ったのは11時過ぎ。出発しようとしたらさっきの女将さんはいなかったものの、他の宿の人が「昼飯を食っていきな」と言うので、ご馳走になる。従業員と一緒になって狭い部屋でもりもり食べる。ごちそうさま、と言って、さあ出発。結局12時になっていた。

もうこの時間なので今日はあまり進めそうにない。しかも、やはり疲れが出てきたのか足が重く、昨日のようにはペースが上がらない。小まめに休みながらえっちらおっちらと進む。
途中、風力発電機のブレードを運ぶトラックが。とんでもない大きさだ。

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夕方になってペースは落ちる一方だったので、今日はもう休むことにする。风台という街に差し掛かったところである失態に気づく。ポケットに何か入ってるなと思ったら、昨夜の宿のルームキーだった。なんてこった……。
そうだ、チェックアウトの前に宿のロビーで自転車に荷物を積んでて、その時に宿の人がデポジットのお金を手渡しに来たから、ちゃんとしたチェックアウトの手続きをしなかったために返すのをすっかり忘れていたのだ。
少し考えて、さすがに戻るのはごめんなのでどうにか郵送してみようと決める。まあまずは今夜の宿だ。

宿を探して街を一周して、見つけた旅社に入ってみるが外国人は駄目。その時点で今日もアッサリ諦めて賓館へ。一軒目は100元だったのでパス、二件目で80元で、それなりの大きさの街だからこれ以上安いのはあまりないかなと思いここに決めた。荷物を置いてレセプションに行き、ルームキーの一件をどうにかジェスチャーで伝えたものの、封筒はもらうことが出来たが切手はないと言う。仕方ないので街をさまよっていたら、近くに郵便局があった。おお、これなら何とかなりそうだ。今日はもう閉まっているけど、明日の朝にまた来てみよう。

一応のめどがついたので、夕食を済ませて宿に戻り、鍵と一緒に送る事情を説明する手紙を書いた。さあ、後は明日実際に行ってみて、だな。

↓自転車を部屋(5階)に持ち込めた。一番安心できて楽な方法だが、狭い。
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【今日のビール】
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色々なビールがあるな。しかし味の違いはほとんどない。

【走行データ】
走行距離:68km
総走行距離:1396km

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