7/7 永登→古浪 (113km)

昨日はのびのびとシャワーを浴び、快適に寝られた。といっても日記を書いたり調べごとをしてたら結局24時近くになってしまったのだけど。

部屋にはベッドが二つあって、いつもなら片側のベッドは荷物置きにしてるんだけど、手間をかけたら悪いと思って今回はもうひとつのベッドには手をつけないようにして生活。

外は曇っていて気温も低そうだったので、長袖のTシャツを着て出る。宿の主人に見送られて9時過ぎに出発。
どうもありがとうございました!

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気温はやはり低く、登っていると少し暑いものの、空気はひんやりとしている。長袖を着て正解だ。昨日とは違って時々下り坂もありつつ、でも着実に登っていく。時々晴れ間は覗くものの雲は多め。そのせいか景色を見てもパッとしない印象。こんなときは考え事をしながら黙々と走る。

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天祝蔵族自治县という街で昼食。红烧刀削麺。八角が効いてて美味しい。

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因みに「县(xian)」というのは中国の行政区分のひとつで、「市」の下かな? 「県」と同じ漢字かな。县であればそこそこの大きさの街で確実に宿は数件ある。今日は程好い距離に县があるから宿は何とかなるな、とか考えながらルートを決める。

この街は「自治」と名がついているからには少数民族がいるとかそういうことなのだろうけど、街は特に変わった雰囲気は無かったな。
 

午後になって雲が増えてきた。雨が降っている様子は無いが、所々に暗い雲が見える。昨日の疲れもあるのかなかなかペースが上がらない。せめて天気がよければ、さぞかし綺麗な高原風景が見られただろうに。残念だ。

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↓途中にモスク
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15時頃から最後の登り。斜度はきつくなるが、ペースを一気に落としてゆっくりゆっくり登ると案外と辛くない。高山病の心配は無いとは思うが、水は意識的に多めに飲む。血をサラサラにしておいた方が酸素のめぐりが良くなっていくらか楽になるかも、という願望。

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それにしても寒い。登りで呼吸は速くなるけれど、身体は冷えていく。
何度か休憩を入れながら峠のピークに到着。GPS計測で標高は2965m、気温16.6℃、気圧711hPa。おお、なかなかの所まで来たじゃないか!ていうか寒い!

↓今気づいたけど、なんか最高速度がえらいことになっている。エラー。
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まわりでは羊の放牧がされている。また道から外れたところには何かの宗教施設が。遠くてよくわからないけれど、あのはためいているのはタルチョ?

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これを書いている今調べてみたら、「蔵族」ってチベット族のことだったのか。ああ、そうと知っていればもうちょっと街を見てみたかった。タルチョも一度この目で見てみたいと思っていたが、この旅ではもう見られないかな……。もっと近くで見てみたい。

 
峠で少し休憩してから、ウインドブレーカー(というか使い古しのレインウェアー)を着て下り始める。天気が悪いのがつくづく悔やまれる風景。写真を撮りながら下る。アルミ製のブレーキレバーを握る指がすぐに冷えてしまう。

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しばらく下ると谷が狭くなる。標高も下がっていくらか気温も上がったようだ。峠から古浪という街(ここも县)まで40km弱で約900mの下り。逆方向じゃなくて良かったと心底思うような急な下り坂が続いた。

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今日の上限は50元と決めて宿探しを始めるが、一軒目の賓館が値切って50元だったのですぐに決めてしまった。また上限いっぱいだけど、まあいいか。自転車も部屋まで持ち込めるし。

夕食はチンジャオロース麺。盖浇饭があるか聞いたら麺ならあると言われ、チンジャオロースと聞き取れたので「じゃあそれで」。なんだか見た目は雑な感じだけど、結構美味しかった。カレーのような味の香辛料が使われていた。
まわりの人の注文を見てても思うけど、メニューに無くても言えば結構色々なものを作ってもらえそうではある。でもそれを伝えることができなさそうだ。「青菜炒め」くらいならなんとかわかってもらえるかな。

そういえばここでは圧力鍋を使っていた。そうだよな、結構下ったけど、まだまだ標高はそれなりに高い。

↓まだかな~、と待つ。
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ビールが二本写っているが、決して二本飲んだわけではない。なぜ言い訳してるのかはわからないけれど。

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宿に帰って、途中で買った謎の果物を食べてみる。なんだろうこれ。メロンに似た味で、でもあまり甘くない。決して不味くはないけど、特に求めて食べようとも思わない味だった。
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夜から雨が降り始める。
いやだな。朝にはやんでくれると良いけれど。
 

【走行データ】
走行距離:113km
総走行距離:3505km

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