7/8 古浪→武威 (65km)

朝起きたら雨は降り続いていた。嫌だなぁ……。
昨日のうちに買っておいたお菓子で朝食。色々種類があって、あれもこれもと買ってしまった。

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さて、やる気はおきないけれど、天気予報を見ても回復する見込みはないので準備する。幸い今日は下り道。昨日の時点では通過するつもりでいた60km程先の武威という街まではとりあえず進んでみよう。

10時ごろに出発。宿のおばちゃんに「この雨のなか行くのかい?」みたいに言われてしまった。ええ、悲しいかな行くしかないのです。

 
レインウェアーを上下共に着込んで出発するが、寒いし雨も強い。すぐにヘルメットカバーとレインシューズカバーを装着。これでかなり防御力は上がる。因みに雨のときはいつもヘルメットの下にキャップを被っている。これで雨が顔に直接当たるのをいくらか防げるので、多少は不快感が減るし視界も確保できる。

グローブだけは防水でもなんでもないので冷たい。出発前に登山用の防水グローブを買おうか迷ったけれど、長時間走ってればどうせ染みてくると思って結局買わなかったんだよな。でも失敗だった。気温が高ければ手が濡れても不快なだけで我慢できるけど、冷えるのは辛い。身体の末端が冷えると寒く感じるものだ。ネオプレーン製のグローブでも買っておけば良かったかもしれない。

 
道の舗装は悪いが、下りなのでまだ許せる。ただあちこちに水溜りができてそれをよけるのが大変。

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景色が見えないのは残念だけど、低く垂れ込める雲が山にかかって、これはこれで迫力がある。

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↓三輪トラック満載のトレーラー

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昼頃に小さな町に差し掛かったので昼食。牛肉麺。体が温まる。
店の主人が自転車を見て話しかけてきて少し話す。自転車を試しに持ってみて「重い!」なんてやりとりも。

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寒いから身体を温めるには漕ぐしかない!と思い、下り坂でもペダルを回す。食事を取ったのもあってか、午後はいくらか寒さがやわらいだ。

それにしてもよく降る雨だ。雲にはムラがあって時々弱まることもあるけれど、それでもずっと降り続いている。砂漠ももうそんなに遠くないと思うのだが、このへんはそこまで乾燥した土地ではないのかもしれない。

もうそろそろ雨にもうんざりしてきた。今日は早めに宿に入ってマッタリと過そう。

↓濁流となった河。さ、橋が崩れる前に渡ろっ。
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↓この辺のお墓も今までと少し異なる。ちょっと失礼して撮影。
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15時頃に武威の街に到着。安い宿があることを事前に調べておいたが見つからない。しかしどうやらこの辺は相場が安いみたいなので目に付いた賓館に入ってみる。
30元の部屋があって一度はそこに決めたが、明らかに生活感が漂っている。よくわからないけれど、どうも経営している家族の娘さんと思しき人が使っているようだ。イカン、これじゃ落ち着けん。しかも鍵が無い。と言うことで仕方なく40元の部屋にかえてもらう。ここはシャワーは別料金で5元かかるので、30元なら安いと思ったけれど、これだとそれほどのお得感は無いな……。

↓宿の親子
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部屋で荷物の整理をしているとドアがノックされた。宿の受付にいた男性が友達と共に訪ねてきた。「話しをしよう」ということらしく、ネットの翻訳サイトを使って会話。フレンドリーで良い人なんだけど、こちらは貴重品も出しっぱなしだったし、多人数で部屋に入ってこられると少し警戒してしまう。さらに雨で疲れていたのもあって、ほとんど質問に答えるだけになってしまった。多分30分くらい話しただろうか、彼らが部屋を出て行ってからもっとこちらから質問してみればよかったと後悔しつつも、この辺の判断は難しい。相手が信頼できる人間かどうかを見極める能力がまだまだだ。
 

夕食は「病号饭」。名前からしてなんとなく嫌な予感はしてたけど、好奇心には勝てなかった。出てきたのは野菜が多くのったアッサリした味の麺。帰ってから調べたら、やはり病人食のようだ。味は別に悪くないので、まあ野菜が多く食べられて良いか。

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↓パッケージを見て買わずにはいられなかったサンザシのお菓子
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どうしてこうなった。
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右上の「きゃしゃホーソン」と言うのも気になる。
ドッグフードみたいな色合いだけど、味は悪くない。砂糖が使われてて少し甘すぎるけど。

 
さて、明日の天気はどうなるものか。次の大きな街、張掖までは240kmくらい。後2日で何とか行きたいところだ。
 

【走行データ】
走行距離:65km
総走行距離:3570km

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