7/18 敦煌2日目 (休息日)

朝起きたらあまり気分が良くない。昨日少し飲みすぎたか。何をやっているんだ俺は。

朝食は昨日買った瓜。

さて、冷静になって考えよう。
この敦煌では2、3日休息しようと思っていた。少しだけ観光と、今後のルートを考えなくては行けない。
とりあえずまずは、この宿をどうするかだ。

昨日は目先の魅力に負けてこの部屋にしてしまった。この観光地で60元で個室(しかも綺麗)なので決して悪くは無いが、トイレとシャワーが使いにくい。この建物に共同のレストルームが実質ひとつということなので洗濯もやりづらい。
ガイドブック「シルクロード」によるとこの辺に隋さんという人がやっている、これもその筋では有名な「敦煌料理店」というバックパッカーが集まる店があるらしく、そこで情報収集ができるかもと思ったが、昨日探してみたが見つからない。調べてみたら閉店だか移転してしまったらしい。
そして今朝はネットもつながらない。

あまりこの宿に泊まる意味が無いような気がして(休むには個室の方が良いけれど)、結局近くのユースホステルに移る事にした。
また荷物をまとめて移動するとなると手間だけど、まあ仕方ない。

さようなら綺麗な部屋。そういえばここはエアコンも付いていて、部屋にいるだけなら実に快適だった。
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敦煌は小さな町。中心地からは外れているがすぐ近くの沙州驿(Shazhouyi)ユースホステルへ。
215国道沿いの何の変哲も無い建物だけど、周りには店も多いし、観光地っぽくなくて休息には良いかも。
会員価格で一泊40元。延長するかもしれないけど、とりあえず二泊。

 
荷物を置いて昼食。
臊子麺。酸味があるあっさりしたスープで、稲庭ウドンのような麺。

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朝が果物だけだったので空腹が満たされず、別の店でもう一杯。鸡汤麺。鶏がらスープ? こちらもあっさり。

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さて、この後は特に何もしていない。
洗濯をしたりブログを少し書いたり調べごとをしたり。

夕方に買い物に出て帽子を探す。ブーニーハットと言うのかな、全周にツバが付いた帽子がほしい。
鳴山路沿いにあるショッピングモールのようなところでColumbiaのものを見つけるが95元と高い。いや、こんなものなのかな?
通りの向かいにあったKailas(中国のアウトドアブランドらしい)のショップで98元と68元のものがある。相場はこんなものか。
日本に比べれば安いのかもしれないけれど、中国の物価になれると躊躇する価格。68元ならまだ良いかなと思うが、デザインが微妙なところ。それならいっそ麦藁帽子でも探したほうが良い気もするが。

とりあえず今は保留。かわりにカラビナを買った。
今後、砂地でキャンプする場面もあるかもしれない。砂地だとテントを固定するペグが効かないので、その代用でビニール袋に砂を詰めて地面に埋めてテントを固定する方法があるのだが、その時にカラビナを上手く使えば設営が早くなるかもと思って。
とりあえず4個だけ買ってみた。1個15元。耐加重とか何も書いてなかったから、クライミングには使えないただのキーホルダー用かもしれない。

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夕食はユースの隣にある店で蕃茄炒蛋盖浇饭。何が来るかな~と待っていたが、何度か食べているトマトと卵の炒め物。そうか、「蕃茄」もトマトだったか。「西紅柿」がトマトだってことは覚えてたが。

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でもこれは好きなので良い。

この店の人はなんだかやたら丁寧で、ビールを頼んだらわざわざコップに注いでくれた。こんなのははじめてである。ユースの隣で外国人の客が多いからかな。

 
夜に今後のルートを練る。
①当初の予定通り、哈密(ハミ、クムル)・吐鲁番(トルファン)を通って喀什(カシ、カシュガル)を目指す天山南路ルート
②ここから青海省の高原地帯、さらに和田(ホータン)を経由してカシュガルを目指す西域南道ルート

この二つを考える。
前者は経由する町が多いので補給や休息はいくらか楽か。しかし暑さが危険な域に達する可能性がある。トルファンは中国で最も暑い地域と言われ、最高気温が40℃を超えることもあるらしい。タイミングが悪いことに、7・8月は最も気温が上がる季節。極度の乾燥もあいまって、走行は危険かもしれない。

後者のルートは町が少なく補給が大変そうで、高地でもあり過酷な道が予想できたのでルートとして考えていなかった。しかしここ数日の走行で砂漠の走行が想像以上に大変であることに気づき始めたので考慮に入れる。また、よくルートの参考にさせてもらっているブログの人も、このルートを自転車で走っている。

どちらも十二分に過酷そうではあるが、やはり①のルートに決める。
上記のブログで情報が得られると言うのは非常に心強いものだが、あまり知りすぎてしまってももったいない。せっかくだから別の道を走って、「はじめて見る」という体験をしたい。
暑さに関してはとりあえずハミまでの走行で様子を見てみよう。もし危険なようなら、最悪、バスを使ってもかまわない。別に自走にこだわって何か記録をつくりたいわけではない。旅が楽しめればそれ良いのだ。
休息日は多めにとる必要があるかもしれないな。身体をしっかり休めないと、暑さへの耐性にも影響が出るだろう。
決してサボりたい言い訳ではありませんよ?

 
そんなわけで、敦煌を出たら哈密に向かいます。
その前に明日は観光だ。

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