7/30 トルファン2日目 (休息日)

ジョージは8時に出発していった。握手をして別れる。

2日とちょっと一緒に走っただけだが、彼はなんとも心地良い距離感を保ってくれる人だった。走行中はそれぞれのペースで走るから写真を撮るために停まったりするのも気を使わなくて済む。でも休憩のタイミングは同じなので、その時は楽しく話す。こちらのつたない英語でもよく汲み取ってくれる。
優しい人だったなぁ。
 

さて、情報収集。ネットの速度が遅く、しかも途切れ途切れなのでなかなか調べが進まないが、事件は和田(ホータン)ではなく、もっとカシュガルに近いヤルカンドで起きたということだ。中国当局により情報が規制されていてはっきりとしたことはわからないが、公安施設等が襲撃され死者が出ている。

今までの予定だと、ここからカシュガルへ向かい、その先のキルギスに抜ける予定だった。カシュガルまではまだ3週間程度かかりそうだから、それまでに状況がいくらか落ち着く可能性もあるが、それは賭けだ。それにもし仮に状況が落ち着いたとして、事件以前より危険度が下がっているということはない。

また中国を抜けた先のキルギスも、外務省のホームページを見る限りあまり安全とも言い切れない。最近キルギスを走ってきたという自転車旅行者にも何人か出会ったから恐らくは大丈夫だろうが……。

大幅にルートを変更するというのは多大な情報収集と決断を要する。なかなか当初のルートを捨てきることが出来ない。

 
なかなか決められず、とりあえず買い物を済ませる。パンクしたチューブが駄目になっていた(パンクした状態でガードレールまで少し押し歩いたから)のでチューブの買い足し。それと昼食がてらホテルの向かいにあるバザールを見学。

今までのウイグル自治区の事件を思えば、人が多く集まるところはテロの危険があるので本当はあまり近づくべきではないかもしれない。バザールの入り口にも公安の車両が停まって警戒している。
しかし、目の前にこんな面白そうなところがあったら、行くなというほうが難しい。

↓バザール入り口
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↓ポロ。思ったよりあっさりした味。
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↓店のおじさん。写真を撮る前後は笑顔だったのに、カメラを向けると硬い表情になってしまった。
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午後も調べごとを続けるが、この先どうするかはなかなか決められず。これは明日もここにとどまる必要がありそう。

夕方になって頭の中はパンパン。もういいや、と、昨日と同じ店に一人で夕食に。帰ってからもビールをかっくらって寝てしまった。

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