7/31 トルファン3日目 (足止め日) ―進路変更―

今日も朝から調べ事。

日本の家族や知り合いの方の情報で、現地の状況は思っている以上に良く無さそう。中国国内の情報規制、事件現場周辺地域のネット遮断、検問による移動の制限。

これは本気でルート変更を検討しなければいけない。そうなると次に浮かんでくるルートは「ウルムチ経由、カザフスタン入国」。

中国の西の果てであるカシュガルを目指すのではなく、ここから北進してウルムチへ行きそこでカザフスタンビザを取得。比較的治安が安定していそうなウイグル自治区北部を通ってカザフに入国してからは、カスピ海を渡るフェリーが出るアクタウの街を目指す。カザフの観光ビザは30日間で広大なカザフを自転車で横断するには不十分なので、恐らくバスを使う必要は出てくるだろう。

さらに調べてみると、現在、日本を含む10ヶ国の国民は15日間以内であればビザ無しでカザフに入れるという情報を見つけた。これは2014年7月15日から一年間、試験的に運用される制度らしい。
それならばノービザでカザフに入国し15日以内にキルギスのビシュケクへ抜け、(気が向けば)キルギス内を少し走ってからまたビシュケクに滞在してカザフのビザを取得、そこからアクタウを目指す、という手もある。

問題はこの情報が事実かどうかだ。いや、在日カザフ大使館のHPに掲載された情報なので事実のはずだけれど、なにせ中央アジアのことなのでいざ国境に行ってみて新制度の現場への周知が徹底されていなくてトラブルになる、というような事は避けたい。
とりあえず在日カザフ大使館にメールを送って問い合わせてみるが、果たして返事が来るものかどうか。

どちらにしろこのままカシュガルを目指すのは危険なので、まずはウルムチに行こう。カザフを目指すにしろ、他のルート(例えば飛行機を使う)にしろウルムチに向かえば問題ないはずだ。

 
カシュガルに行けなくなるのはもちろん残念だが、調べていたらこの新しいルートも決して悪くないように思えてきた。砂漠の民との触れ合いが出来ないなら、草原の民との触れ合いをすれば良いじゃない。

そうと決まったら途端に気が楽になった。まだビザの問題ははっきりとはしないけれど、まずはウルムチに行ってみよう。
ネットが遅く、VPNのつながりも悪いので、情報収集だけで一日が過ぎてしまった。さあ、明日から動ける。
 

↓今夜も同じ店で夕食
s-CIMG0842

↓夕食を食べていた後ろのテーブルでは餃子を作っていた
s-CIMG0843

↓バザール前の果物売りの屋台
s-IMGP6236

↓トルファンは葡萄が名産
s-IMGP6237

↓青年路(道の名前)の葡萄棚
s-IMGP6240

s-IMGP6243

s-IMGP6238

s-IMGP6242

↓部屋に置かれた自転車が、まだかまだかと待っていた
s-IMGP6247

カテゴリー: 中国(China) パーマリンク

7/31 トルファン3日目 (足止め日) ―進路変更― への0件のフィードバック

  1. <クマ> のコメント:

    もう8月も半ば・・・この2,3日は台風で大荒れ列島でした。といっても西が主で、この辺はさほどのことはなかったです。
    ルート変更は大変だけど、余裕もって動いて下さい。無事が何よりの便りですから。ネットがつながらなくても、家族への連絡はしてね。みんな心配してるのよ。応援もしてるけど。
    5000キロ!でも日本列島は南北8000キロだったような・・・。がんばれ!!             <クマ>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です