昨日も寝るのが遅かったので10時ごろに起床。ダラダラ生活。
今日は自転車屋探しの旅。ケイさんの自転車のスポークが折れているのでそれを直すのと、俺もできればチェーンオイルを買いたい。
ケイさんとユキさん、そしてエミリーも同行して4人で外出。街を走って自転車屋を探す。大き目のGIANTショップを見つけてスポークの状況を説明するが、こちらが日本人だとわかると汚い言葉を言ってきたらしい。ウイグル自治区に来て、漢族とウイグル族の対立が目立つイメージだったから、ウルムチまで来て反日の人に会うのは少し意外だった。
自分は普段一人でいる分、今のように4人でいるとそれほどダメージが無いが、ケイさんとエミリーは相手が言っていることが直接理解できるからストレスだろうなと思う。中国を3年も旅してきたケイさんは、きっと嫌なことも数多く経験してきただろう。
すぐ近くにも自転車屋が数軒あったが、あまり入る気も起きず、別の場所を探す。
少し離れたところで、ケイさんがアイスクリームに釣られて商店のほうに道をそれたら、その隣が自転車屋だった。とても小さな自転車屋だけれど、店の人がちょうどホイール組みをやっていてここなら大丈夫そう。値段を聞いてみると40元。さっきの店では200元(だったかな)とかふっかけてきたが、多分40元だったら悪くない値段だと思う。
店の人も良い人だった。寡黙な感じだけれど、写真を撮って良いか聞いたら「恥ずかしいから」と断られた(撮ったけれども)。
↓店主の自転車。「もう古くて駄目だね」と言っていたけれど、良い味が出てててかっこいいと思う。
結局、状態の悪いスポークも含めて4,5本交換して、35元にまけてくれた。良い人だし、仕事もしっかりしていたし、良い店が見つかってよかった。
帰り道、今日もカルフールで買い物。
夜はケイさんの知り合いのジャオジャオさん(「角角」と書くらしい)という女性に夕食に招待された。彼女の弟の家までバスで移動。
お宅に着くとジャオジャオさんとその弟、さらにジャオジャオさんの友達のウイグル族の方が迎えてくれた。ジャオジャオさんはカザフ系の人で、家の中もカザフ式と思われる装飾。低いテーブルと絨毯が敷かれた部屋。靴を脱いで入る。靴もサンダルもはかないで部屋の中を歩き回れる開放感、この感覚は久しぶり。
テーブルの上には美しく盛られたドライフルーツ。ビールを飲みながらそれらをつまんで、料理が出来るのを待つ。
写真を撮るが、コンデジだと綺麗な色が再現できない。ああ、なんで俺は一眼を持ってこなかったんだ、と激しく後悔。
やってきた料理はウイグル料理。ポロやダーパンジー(大盘鸡)、どれも美味しく、量も多い。
↓ピラフの一種であるポロ。ウイグルの人に聞いたら、「ポロフ」と発音しているように聞こえたな。
↓ダーパンジー。鶏肉と野菜がゴロゴロと入っている。唐辛子が使われてて辛い。皿の底には麺が入っていた。
苦しいくらいに満腹。
この日は結局、時間が遅くなってバスがなくなってしまったので、このまま泊めてもらった。
【2014.08.25追記】
大事なことを書き忘れていた。
この日、日本の家族にお願いしていたカザフビザの確認が取れた。
在日カザフ大使館に電話で確認してもらったところ、HPにあるとおり、問題なくビザ無しで入国できると言う回答をもらった。中国側にもしっかり周知されているという話しだ。
そういうことなので、計画通り、ビザ無しでカザフに入国し、15日以内にキルギスへいったん抜けるルートをとることにする。
まだ実際に国境に行ってみるまでは不安が無いでもないけれど、まあもう行ってみるしかない。
とにかくこれで動ける。