目が覚めても身体がぐったりと重い。何でこんなに疲れてるんだろう?
昨日かっておいたパンとフルーツで朝食をとり、10時ごろに出発。
本来、ここからカザフスタン国境へ向かうにはこのままG30高速を進むのだが、今日から少し寄り道。高速から外れたところにあるボルタラという街にカウチサーフィンのホストがいて、ケイさんが招待されているのだ。自分もこれからそこに合流する予定。
序盤は北に進むため風の影響も無く快調に進む。高速から離れた道は交通量も少なく走りやすい。一面に広がる綿花畑の中を進む。北海道を走ってるかのようだ。
昼前頃に一度休憩して再び走り出したら脚が重く感じ始めてきた。進行方向が西に変わって少し向かい風なのもあるが、ここ3日間、調子がイマイチだ。
13時を過ぎた頃に90団という小さな町に着く。ここも130団と同じく、昔からある町ではなく軍が開拓して造ったのだろう。今現在も大規模に集合住宅を建設中だった。
↓果汁10%とは書いてあるが、原材料に「哈密瓜」の字が無いのが気になる。(食品表示については良く知りませんが)
午後になってかなり暑くなってきた。そして眠い。日陰を見つけて休憩し、少しウトウトとする。
その後も休憩してはウトウトしつつ進む。この辺は標高が低いせいか、日陰でも風がとまってしまうと暑い。新しく買ったボトルも色が黒いせいですぐに中の水が温かくなってしまう。今日のこの暑さはしんどいな。
↓18時過ぎにボルタラの町の入り口にあるバスターミナルに到着。ここで19:30にケイさんたちと待ち合わせしているが、かなり早く着いてしまった。どこかネットが出来る店でも探そうかと思ったけれど、なんだか疲れてしまって街中を走る気力が出ない。日陰に行ってアイスを食べながらボーっとして待つ。
こういう時、携帯で連絡を取り合えないのは不便だなと思う。といっても、旅のときくらいはこういうのも良いよね。
時間になって無事二人と合流。ホストの家はすぐ近くのマンション。今はホストがいなくて我々だけで好きに使って良いそうだ。
夕食は、昨夜一足先に着いていた二人がホストにご馳走になったときに持ち帰ったものを食べる。どれも美味しいんだけど、カワプ(羊肉の串焼き)の中に内臓系も入っていて、腎臓のクセがなかなか強烈だった。家畜としてまだ生きている時の羊の臭いというか、ストレートに表現すると尿の臭いというか……。
さて、ここのホストの家族はお金持ちらしく、このマンションも結構豪勢。しかもこの町から西に行ったところにある「温泉県」という町にも家を持っているらしい。
その「温泉」には名前の通り温泉があって(なんのひねりもないネーミングである意味潔い)当初はそこまで行って温泉に浸かろうと思っていたが、ホストの人(学生さん)がもう西安の大学に戻らなくてはならないそうで、その温泉県の家には泊まれなくなってしまった。
じゃあどうしようかという話になるのだが、そういうことはまた明日以降考えましょう。
ビールを飲んで良い心地、おやすみなさい。
【走行データ】
走行距離:93km
総走行距離:6154km