8/28 サリム湖→清水河 (57km)

朝はテント外で5℃。寒いなぁ。

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朝食は昨日買ったビスケットで朝食。

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食料も減って程好く軽くなった荷物を自転車に取り付ける。

こんなとこでキャンプしてました。

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出発してすぐの道路脇に北海道で見るようなポールが。この辺も雪が積もるらしい。

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ここからは高速を走ることも出来るが、長いトンネルが危険に思えたので旧道を走ることにする。その旧道も少し坂を上るとすぐに峠のピークで、そこからさらに旧道と牧道(農道のような物?)に分かれていた。なんとなく牧道の方を走り出す。

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急峻な山に囲まれた道を下っていく。未舗装の悪路で慎重な走行を迫られたが、これはこれで楽しい。

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頭上を走る高速をくぐる。よく造ったもんだ。

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しばらくして高速に合流する。下り坂はまだまだ続く。狭い谷を走る道、綺麗な舗装の上を景色を眺めながらのんびり下る。

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標高が1000mほどまで落ちると周囲の植生も変わってきた。

河の近くに蜂蜜売りの小屋があったので、そこで休憩させてもらう。店の女の子は大学生で英語が話せた。今は大学の休みで、実家の仕事を手伝いに来ているらしい。

休憩しながら今後の予定を話し合う。自分はこの後、国境手前の町で数日間、越境の準備をするつもり。ケイさんとユキさんは国境の近くの村にいるカウチサーファーの家に泊めてもらう予定だが、とりあえず今日は自分と一緒に宿に泊まることになった。その後は別行動になるが、もしカザフスタン入国のタイミングが合えばまた一緒に走ることにした。
 
 
 
標高が下がると次第に景色は単調になる。山間を抜けて周囲は農地になり、ここ数週間見続けてきた風景に戻ってきた。遠くに高い山脈が見え、それだけが今までと違うところ。

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道が国境方面とグルジャ市(中国名だと伊寧)方面に分かれるところにある清水河という町に到着。もともとはここからグルジャ方面に15kmほど進んだ霍城県という町まで行こうかと思っていたが、この清水河もそこそこの大きさで準備を整えるには十分そうだったのでここで宿を探すことにした。それにあまり大きな町に行っても宿探しが大変そうだし。

町に入ってすぐにあった賓館に行ってみるが、外国人はダメ。そのすぐ近くにある宿にも行ってみたが同様で、この町も大きな大酒店でないと外国人は泊まれないそうだ。

またいつものパターンが始まりそうだったが、とりあえず昼食を先に済ませることに。腹が減っては何とやら。
涼拌刀削麺。これが暑いときには美味しいのだが、麺は普通の細い方が良かったな。

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【今日のビール】

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新疆ビール。この辺で作ってるらしいが、味は特徴の無いものだった。

 
 
とりあえず教えてもらった大酒店に向かってみるが、途中、道から少し外れた川沿いにある「賓館」の看板が見えた。あそこなら目立たないしひょっとしたら内緒で泊めさせてもらえるかもと思っていると、ケイさんも同じように考えていたらしく、「ちょっと行ってみますか」ということに。

この宿は当りだった。立てたばかりの宿でとても綺麗で、80元でトイレ・シャワー・Wifi付き。受付の回族の女性も優しくて、外国人も大丈夫といってくれた。そう、なかなかめぐり合えないようなとても良い条件の宿だったのだが。

荷物をばらして順番にシャワーを浴びていると、さっきの女性がやってきて申し訳無さそうに「やっぱり外国人はダメ」と言われた。この宿のボスに連絡したらそう言われてしまったらしいのだ。ああ……。

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一度ひろげた荷物をうんざりしながら再び自転車に取り付け、案内されて近くの大酒店に移動する。
それはそれは立派なお宿で、値段も138元。高いけれども、もうこれ以上他の宿を探しても同じことだろう。それにこの値段も3人で割ればいくらか負担も軽減できる。まあ明日から一人で宿泊するので痛い出費なのだが仕方ない。

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新しい部屋に落ち着いた頃にはもう良い時間になっていた。暗くなり始めた町に夕食を取りに出る。

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いよいよ国境も間近のところまでたどり着いたと言うことで、ちょっとだけ豪華な夕食。
いろいろあった中国走行だけど、後半は良い仲間に出会えて得がたい経験をすることができた。中国も残り数日。さあ、新たな地へ行く準備をしなくては。

 
 
【走行データ】
走行距離:57km
総走行距離:6461km

カテゴリー: ビール, 中国(China) タグ: , , , パーマリンク

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