9/2 コルガス→ジャルケント (49km) ―カザフスタン入国―

寝坊です!
10時起床。昨夜は寝るのが遅く、寝ざましをかけるのも忘れていた。

昨日の人たちに見送られて出発。

s-CIMG1187

 
 
 
最後の牛肉麺を食べる。やっぱり美味。

s-CIMG1188

s-CIMG1189

 
 
国境ゲートはすぐ近く。

s-CIMG1190
 
 
 
ゲートの手前で中国人チャリダーと会った。彼はここからカザフへは行かずに引き返すそうだ。

s-IMGP7630
 
 
 
ゲートに向けて走ると両替屋が駆け寄ってくる。

s-IMGP7632

レートは1元=29テンゲ(KZT)。宿の人に聞いていたレートとあまり変わらなかったので、相場はまあこんなもんだろうと両替。1650元を47850テンゲに。1テンゲはおおよそ0.6円なので、28700円くらいだろうか。
 
 
 
両替を終えたところでカザフ側からやってきたフランス人チャリダーと会う。ジュリアンさん。お互いに情報交換。

s-IMGP7635
 
 
 
商店で両替しなかった小銭を消費してイミグレの建物に向かう。建物の手前のゲートで職員に荷物を降ろして中を見せろと言われたが、ケイさんが「それはテント! そっちは俺のパンツ!」と言って荷物をばらすのをごねたら見逃してくれた。
 
 
 
イミグレには14時半に入ったが昼休みらしく、手続き開始は15時からだった。荷物検査は無く、アニメのワンピースの話しとかをして終了。入国時から持っていた出国カードもなぜか不要だった。このへんは中国語が話せるケイさんがいたおかげでスムーズにいったのかもしれない。

出国時に職員に「再見」と言ったら、日本語で「サヨナラ」と返してくれた。さあ、これで中国ともお別れだ。

 
 
中国側からカザフ側のイミグレまでは結構長い(6kmくらい?)の緩衝地帯があるが、自転車はそのまま自走が可能。

s-IMGP7636

s-CIMG1196
 
 
 
カザフの入国審査は混んでいて結構待たされたが、特に問題なし。入国審査官に問題の外国人登録について聞いてみたら「ジャルケント!」のひとことで終了。

ホントかなと思いつつも、ジャルケントで外国人登録が出来るならありがたい。今日はどちらにしろあまり進めそうに無いのでジャルケントで宿を探すことにしよう。
 
 
 
さあいよいよカザフスタン走行。国境施設を出ると、すでに走ってる車が違う。日本車とドイツ車が多い。道の造りも少し違うが、舗装自体はこちらの方が悪い。おお~、線を一本越えただけで、違うところは違うな。とは言っても自然環境は変わらないのだが。

s-IMGP7637
 
 
 
最初の小さな町で最初の商店。これは入ってみるしかないでしょう。

s-IMGP7638

s-CIMG1201

中国とは明らかに違う建物と内装。ヨーロッパテイスト。町自体も一軒家ばかりで、それぞれに庭があってゆったりとしたつくり。
 
 
 
同じ町で昼食。ラグマンと湯で肉が乗った麺で、それぞれ500テンゲ(300円くらい)だから、やはり物価は少し上がっているようだ。ただ一緒についてきたナンとチャイ(ミルクティー)は無料だった。これは嬉しい。

s-IMGP7642

s-IMGP7646

s-IMGP7649

ラグマンの麺はコシがあまり無く、これは中国の拌面とはやはり少し違うようだ。
 
 
 
ジャルケントの町までは下りだったので快調に進む。道を走る車からは時々手を振ってくれたりしてとてもフレンドリーなのだが、運転自体は中国より荒い。自転車を抜くときもあまり間隔をあけずに走り去っていくのでなかなか怖い。

こちらの街は中国に比べると高い建物が少ない。地図で見ると大きな町のようでも、実際には郊外に一軒家が立つ住宅地が広がってるだけで、中心部に行っても中国の町のような賑やかさはない。

街はやはりアジアというよりはヨーロッパ。旧ソ連時代の影響が濃いのだろう。みんなして「外国に来たみたい!」と言ってはしゃぐ。

s-IMGP7651

s-IMGP7653

 
 
カザフスタンは中国との時差が2時間。今までの21時過ぎになってやっと夕方という感覚から一気に正常な時間感覚に戻る。19時になるともう薄暗い。早く宿を見つけてしまわないと。

途中で警察署を見つけたのでここで外国人登録を出来るか聞いてみたら、「出来る」との返事。ただ今日はもうやっていないらしく、「明日になったらあの建物でやってね」とジェスチャーで示された。よかった、これならアルマティまで頑張って走らなくても大丈夫そうだ。

その警察官に宿の場所を聞いて、そこから少し走ったところホテルがあった。今までのように「宿」と漢字が書かれてるわけではなく、かといって「HOTEL」とも書かれていないのでわかりにくい。ここからはジェスチャー大活躍の予感。

部屋は4ベッドでトイレ付き。シャワーは水で外の掘っ立て小屋。ネット無し。3000テンゲ。やっぱり宿代は高いな……。

夕食は宿に併設のレストランで。ガンファン(ご飯にラグメンの具をかけたようなもの)500テンゲ。ビール200テンゲ。サムサ90テンゲ。無料と思ったナンが100テンゲ。

物価感覚をつかもうと値段をちょくちょく聞くのだが、言われても聞き取れないのでスマホの電卓が大活躍する。そして言われた値段を日本円ではなく元に換算しないと高いのか安いのかわからない。ちょっと中国に長く居過ぎましたかね。

s-IMGP7660

s-IMGP7659
 
 
【今日のビール】

s-IMGP7657

特別美味しいと言うわけではないけど、味がヨーロッパのビールの味!

 
 
 
それにしても見るものすべてが面白い。なんてことない道を走ってるだけで楽しい。こんな感覚は久しぶり。やっぱり別の文化圏に飛び込むってのは良いなぁ。

 
 
【走行データ】
走行距離:49km
総走行距離:6549km
中国走行距離:5872km
 

カテゴリー: カザフスタン(Kazakhstan), ビール, 中国(China) タグ: , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です