昨夜は真っ暗で何も見えなかったけれど、朝起きて外を見てみるととても見晴らしが良い。天気もボチボチ。
外気温は5℃。これくらいだとキャンプしてもまだまだ寒い思いをせずに寝られる。
近所の(?)おじさんが来て少し話したりしつつ、準備を進める。
この辺でたまに売ってるのを見かける白い物体。以前、カザフで似たようなものを食べたがやたら酸っぱいだけだった記憶がある。恐らくはチーズか何かだと思うのだが、これはこのまま食べるのか、それとも調理するのか。
坂を下ったところに道の分岐点があり、そこにマガジン(ロシア語で商店のこと)で水を補給。
曇りは曇りでまた別の雰囲気があって良いんだけど、それでも晴れが良かった。
そのうちに雨が降り出す。少し走ったところに建物があったのでそこの軒下で雨宿り。そこがレストランだったらしく、中からおばさんが出てきて「食べてきなさい」とジェスチャー。時間はまだ11時で、しかもメニューを見るとどれも高かったが、暖かいものが欲しかったのでマンティとチャイを注文。250ソム。
ゆっくり食事をしてる間に雨が止まないかと思ったが、外に出ると一向に弱まる気配が無い。諦めて合羽を着込んで出発。
恐らく気温は10℃前後。この気温での雨は本当に寒くて、しかも今夜もきっとキャンプで服が乾かせないと思うとうんざりした気分になる。もうすぐそこにでもテントを張って寝袋にもぐりこんでしまいたい。
幸い、雨は長続きしなかった。それはもちろん嬉しいのだけれど、今度は着込んだ分、暑くて汗をかいてくる。そうすると休憩時に寒い。昨日と同じ状況だ。
一瞬だけ晴れ間が見えたときは本当にホッとしたが、本当に一瞬だけだった。
恐らくは羊を囲っていた場所も柵を取り払ってある。踏み荒らされたからか、はたまた大量の糞でか地面が黒くなっている。
ユルタの跡地には、たまに土間のような段差が設けてあるのもある。
17時ごろにオシュ方面とタラス方面(これから向かう方面)の分岐点に到着。数件の商店とレストランがあった。ここの少し手前にキャンプできそうなところがあってここで食材を調達しようと思ったが、レストランが宿も兼ねていたので泊まることにした。
ドミトリーの1ベッド300ソムでシャワーも無いので高いなと思ったが、雨の後のキャンプは面倒臭すぎる。下手したら明日もキャンプになってしまうし、今日は暖かい場所で寝よう。電気が19~24時までしか無いらしいが、まあ何とかなるでしょう。
商店でビールを買ってきて部屋で飲む。ドミトリーと入っても他の客が来ないから個室のようなもので、なかなか居心地が良い。
部屋にあるヒーターのおかげでほんのり暖かいし、快適に夜を越えられそうだ。