10/3 峠手前の宿→タラス手前でキャンプ (62km)

7時過ぎに起床。まだレストランがやっていないので手持ちの食料で朝食。

この時点では天気は悪くなかったのだが、出発準備を終えると雨が降り出した。その後も時々晴れ間が見えるものの降ったり止んだりの天気。チェックアウト時間が11時なのを確認してから天気が回復するのを寝て待つ。
 
 
 
10時半になっても天気はイマイチだったが、これ以上は待てないので出発。幸い、走り出すと天気は回復し始めた。

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今日は出発からすぐに登り。気温は低いが、やはり走っていると暑い。昨日・一昨日と同じく体温調整が大変だが、晴れている分いくらか楽。

やっぱり晴れてなんぼですよ。

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斜度はそれなりにきついが、身体が高所にいくらか慣れたためか一昨日より楽。景色を楽しみながら上れる。

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スタートが2600m台で、峠のピークは3300m位。もうすぐ頂上というところで、後ろから登ってきた馬たちに追い越された。

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3時間ほどかけて3326mのOtmok峠を登りきる。気温はそれほど低くないが風は冷たい。周囲には雪も積もっている。

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峠に登りつめたときのこの達成感、喜び。険しく美しい景色。厳しい環境ゆえに限られた生物しか生きていけない、余計な物のない澄んだ環境。やはり山は良いな。

この峠が、恐らくはこの旅の最高所になるのではないか。それどころかこれから山を下ればしばらくはカザフスタンの平原。2000mを越えることすらないだろう。そう思うと山を下ってしまうのが名残惜しく感じる。昨日の雨の中ではさっさと下界に降りてしまいたいと思っていたけれど。
 
 
 
厚手のジャケットとグローブに換えて下り始める。最初はとても寒いが、標高が下がるにつれてすぐに気温が上がってくる。

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こちらの斜面も結構な斜度。60km/hくらいは簡単に出てしまう。最高速度は79km/h!

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2000m位まで下ったところに綺麗な村。

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ここから次の大きな町のタラスまでが65km。まだ結構距離があるが、このまま下りが続けばひょっとしたら19時位に着けてしまうかもしれない。

そんな甘い考えで走り出すと向かい風。とても到着できそうに無いので、今日もキャンプだ。それならさっきの村でビールを買って置けばよかった。

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17時を過ぎて野宿場所を探し始めるが、これが意外と見つからない。どこもかしこも草原で、まあ最高のロケーションがあちこちにあるのだが、人目を避けようと思うとこうだだっ広い草原では極端に選択肢が無くなる。

結局18時ごろまで走って川沿いでキャンプ。道から外れて川に近づく途中にあった水溜りでタイヤが泥だらけになってしまった。

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夕食はトマトリゾット(のような物)。ソーセージを使い切ってしまっていたので、具は野菜のみ。肉が食いたい。あとビール。
 
 
 
さて、明日はどこまで走ろうか。タラスまでだと近すぎて、後々のカザフ国境までの距離が中途半端になってしまいそうだ。

まあ今夜も雨がぱらついてきたので、明日の天気次第で考えよう。
 
 
 
【走行データ】
走行距離:62km
総走行距離:7518km

カテゴリー: キルギス(Kyrgyzstan) タグ: , , パーマリンク

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