朝食はサラミの入った卵焼き。
ラマザン家の車についての話題になった。ここには三菱・デリカとマツダの古いセダン(日本では見たことないモデル)がある。カザフでは日本車が多く、そのほとんどが中古車だと思うのだが、前から値段が気になっていたので聞いてみた。
ラマザンによるとデリカは16000USドルだそうだ。どういう流通経路になっているのかわからないが、日本で値がつかなくなったような中古車を持ってくるのかと思っていたので、意外に高い印象。日本からの輸送費もあるからかもしれない。
「じゃあ、あのマツダは?」と聞いたら「あれは50000テンゲだよ」と笑って言っていた。5万テンゲといったら3万円くらいだろうか。とんでもない落差だ。
余談だが、カザフには結構綺麗な高級日本車(レクサス等)も走っていて驚くことがある。日本国内で普通に需要がありそうなものがわざわざ中央アジアまで運ばれて来るだろうか? ひょっとしたら盗難車、という可能性もあるのかもしれない。
ラマザンもセディナさんも仕事なので9時に一緒に出発。
セディナさんの職場まで車で行って、セディナさんとはそこでお別れ。
その後にラマザンの柔道教室に行って見学させてもらうことになった。
生徒は小学生くらいの子供たち。学校には行かないのだろうか?
これくらいの年齢だと習い事も遊びの延長みたいな感じで、はたから見ている分には楽しいけど教えるのは大変そうだなと思う。
11時くらいまで見学させてもらって、その後にラマザンに街の外まで先導してもらった。
↓途中にあった看板で、左から2番目(確か)の人がラマザンの叔父さんだそうだ
ラマザンは「今度、新しい家を建てるからまた遊びに来なよ」と言ってくれた。こちらも「日本に来たら連絡して」と言って、握手をして別れる。
退屈しがちなカザフの走行だったが、良い出会いがあってよかった。
日が出ていなくて寒いが、風はかすかに追い風で、比較的快調に進む。
↓車に乗ったおっちゃん達に呼び止められて、コニャックを飲まされた。
コニャックはそれほど好きではなかったが、このとき飲ませてくれた「カザフスタン」というコニャックは飲みやすくて美味しかった。
17時頃にジョサルイという街に着いたので今日も宿を探す。駅の近くで2000テンゲの部屋が見つかったので即決。そこは本当は12時間で2000テンゲだったのだが、明日の10時くらいに出発するつもり(つまり17時間)だと伝えたら、「まあ良いよ」と許してくれた。
宿泊料金が高いカザフだが、地方の無名の町だったら意外に高くない宿があるようだ。
【走行データ】
走行距離:81km
総走行距離:8537km
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