朝起きたら雪が積もっていた。
ひえぇ。
これは散歩に出かけなければ!
と思いつつも部屋でダラダラ。
そうこうしてると宿の人が部屋に入ってきて、セントラルヒーティングをなにやらいじっている。これは暖房復活かと思っていると、次第に暖かくなってきた。良かった、これでかなり快適になる。
午後になってようやく外出。アクタウの道にはロクに排水溝もないので、あちこちに巨大な水溜りが出来ている。
「カスピ海の雪景色」、なんとも魅力的な響きだ。
身も心も冷え切って、意味もなく何かに絶望してしまいそうな寒々しい風景。ウッカリ海に身を投じてしまいそうだ。
悲しい曲を書きたいミュージシャンはぜひ冬のカスピ海へ。
宿に帰って暖かい部屋でぬくぬくと飲み始める。サラミをつまみに。
暖房が復活したことの唯一の弊害はビールを冷たいまま保管できないことだ。