11/15 シャマフ近郊→ギョイチャイ手前で野宿 (75km)

今朝は昨日より冷え込んだ。テントについた結露や朝露が凍っている。

日本から持ってきた和風出汁が一向に減らないので(意外に日本食が恋しくならないものだ)、今日はそれを使ってラーメンを作る。醤油と胡椒を使って味をごまかす。特別美味しくできたわけではないが、マンネリ化を避けるために時々は出汁を使っていこう。

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この辺は結構湿度が高く、土もしっかり湿っている。そのためかテントの結露が多くて、それを拭くのに時間をとられて出発は10時。
 
 
 
今日は風が無い。尾根沿いの道を行く。

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↓牛の生首
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今日は峠越えがあると思っていたが、どうやら尾根道のアップダウンがあるだけで極端な登りは無さそうだ。地図で見て峠だと思っていた九十九折の道はみんな下り坂らしい。膝の痛みは消えてないのでありがたい。

九十九折の下り、フフッ、血が騒ぐぜ。
 
 
 
気持ちの良い天気、見晴らしの良い道。時々、深い谷を挟んで向こう側の斜面に小さな村が見えたりする。周囲には森や畑、牧草地が広がっていて素晴らしい景色。アゼルバイジャンの中でもここは綺麗な景色なのだろう、リゾート地として開発が進められているらしく高そうなホテルがいくつも建っている。

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アップダウンはそれなりにきついが、風が無く気温も丁度良いので気持ちよく走れる。
 
 
 
尾根の先端にたどり着いたらようやく本格的な下り開始。

ヒャッホイ!

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800mから200mまで一気に下り、Agsuという町へ。ここで食料の補充。キャンプに備えてビールの購入も抜かりない。

町外れのレストランで昼食をとる。アゼルバイジャン料理のハシュ。

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羊の足が入っていて、とろみと酸味があるスープ。好みで塩を振って食べる。他にパンとキャベツの漬物、それと生野菜(カブ、葱のような何か、ディル等のハーブ)が付いてきて、かなり臭みのある濃厚なスープの口直しとして食べるようだ。スープに入っている羊の足は蹄までしっかりついていて、肉というより豚足のようなゼラチン質。これを手でつかんで豪快に食べる。

味の方は、香辛料を入れて臭みを消すといった努力は特にしていないようで、まあ結構臭く味付けも薄い。残念ながらあまり美味しいとは思えなかった。これは店や地域で味も変わってくるのだろうか。

でもここの店のオジサンは優しくてお金はいらないと言ってくれたのだが、「それは悪いよ」という感じで値段はわからなかったが払おうとしたら、「じゃあ」と4マナトだけ受け取ってくれた。チャイも頼んでいたし4マナトで澄むとは思えないので、多分まけてくれたのだと思う。

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午後は小さなアップダウンを繰り返す道。今日はなんと平和な午後なのだろう。きつい坂も風も無い、日差しは暖かく気持ちの良い気候、しかもなぜか膝の調子まで少し良くなってきた。

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この辺は面白い地形だ。南側には平地の向こうに低い山脈(というか丘)があるのだが、これを貫くようにして川が流れている。高いところから低いところへ流れる水がこのように山脈を貫くように浸食するというのはとても不思議に思える。普通ならば山脈にぶつかった川は向きを変えて山脈沿いに流れていくと思うのだが。この地形はどのようにして形成されたのだろう?
 
 
 
広大な河川敷。大カフカス山脈から流れてくる川は、春には雪解け水で濁流になるのかもしれない。

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しばらく緩やかな下り坂が続き快調に飛ばす。夕方になって体の調子が良くなってきた。

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↓防空壕のようなものをたびたび見かける
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進行の遅れを少しでも取り戻すためにひたすら漕ぐが、それでも80kmも走れずにタイムアップ。17:30の日没ごろにキャンプ地を決定。

今日は道路から見えない丘の陰でキャンプ。日が暮れてからあちこちから野犬の遠吠えが聞こえてくる。ちょっと嫌な感じだが、まあテントに入っている限りは大丈夫だろう。
 
 
 
【今日のビール】

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これもアゼルバイジャンのビールだろうか? 缶の表示には一応、アゼルバイジャンの住所が書かれている。味は特にこれといって特徴の無いサッパリ系。安い(1マナト)。

 
 
【走行データ】
走行距離:75km
総走行距離:9112km
 

カテゴリー: アゼルバイジャン(Azerbaijan), ビール タグ: , , , パーマリンク

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