今日も曇り。朝食を食べて少しネットをしてから9時半に出発。
外に出て自転車に荷物を取り付けていたら、スタンド用の木の棒がなくなっていることに気付いた。自転車は夜のあいだは外の倉庫に入れさせてもらっていたのだが、昨日そこに入れる時にその棒をどこかに立てかけて置いたまま忘れてしまっていた。それが誰かに片付けられてしまったのか、無くなってしまったのだ。
たかが木の棒なんだけど、中国のウイグル自治区で拾って良い感じで使い慣れてきた“道具”だったので、無くなると少し悲しい。
そんなわけで走り出してからは道端をキョロキョロと見て新たなる木の棒を探しながら走る。あれがないと意外と不便なのでね。
そしたら町を出てすぐに、使えそうな太さの枝が落ちていた。それをアーミーナイフのノコギリで長さを調整して使ってみたら良い感じだったので、しばらくはこれで行ってみよう。
それにしても今日一日目の写真がコレってのもアレですけど。
天気はイマイチだけれど、丘陵地帯になってからあちこちに羊飼いが群れを連れて歩いている。そんな人たちに挨拶しながら進む。
今日中にグルジアの首都・トビリシに着こうと思えば出来ないこともなかったが、国境に着いたのがすでに昼頃だった。このまま進んでもトビリシに着くころには暗くなってしまうだろう。トビリシの治安はあまり良くないと聞いていたので、今日は無理せずにその少し手前でキャンプしたほうが無難だろう。
そんなわけでここからはのんびりペース。国境手前のレストランでケバブの昼食。
そして両替をすませ(83マナト→183.4グルジア・ラリ)、いざ国境越え。
車は長い行列ができていたが、自転車はその脇をすり抜けて出国ゲートへ。係官がなにか手間取っていて多少時間はとられたが、特に問題は無く出国。
アゼルバイジャンの滞在日数は9日間。10日以内なら滞在登録不要という新制度の情報は正しかったようだ。良かった。
ではでは、さようなら、アゼルバイジャン。
川を渡ってグルジア川の施設へ。こちらも自動車用のゲートで入国手続き。こちらもパスポートを見せて写真を撮られるだけで、いたって簡単に入国。職員もアゼル側よりフレンドリー。
グルジアよ、こんにちは。
グルジアに入ってもいきなり大きな変化があるわけではないが、とりあえずこの辺はキャンプする場所には困らなさそうだ。
この国はキリスト教国だと思うが、途中に通り過ぎた村にはモスクがあり、声をかけてくる人も「サラーム!」とイスラームの挨拶をしてくる人がいる。グルジアの東部はまだアゼルバイジャン系が多いのかもしれない。
キャンプにそなえてビールとウォッカの小瓶を購入。計5ラリ=約330円。
夕方頃に緩やかな谷に入る。ここでキャンプに良さそうな場所を見つけたのでさっさとテントを張ろうとするが、羊飼いが近くにいてゆっくりゆっくりと移動していたので、彼らが去るのをしばらく待つ。
周囲の山に登ってみたりして時間を潰す。コンパクト・デジカメだけ持って登ったが、思いのほか良い景色で、一眼で撮れなくて悔しい。
このキャンプ地は道からは全く見えないし風の心配も無さそう。朝になるとまた羊飼いが来る可能性はあるが、それ以外に人が来ることは無いだろう。
そんな落ち着くキャンプでグルジア初日の夜を迎えた。
【今日のビール】と【ウォッカ】
味はそれほど印象に残っていないが、とにかくグルジア語が読めない。
ウォッカはカザフで買ったものより飲みやすい印象。
【走行データ】
走行距離:71km
総走行距離:9453km
アゼルバイジャン内走行距離:543km
苦楽を共にした相棒を無くしてしまいましたか……(笑)
そろそろ、アジアの端まで着く頃でしょうか?
つい最近、またしてもその相棒を置き忘れてきてしまいました。
苦楽を共にしてる割には結構アッサリと忘れてしまうものです。
今はトルコとギリシャの国境に近い小さな町にいます。
ここでブログを片付けたいのですが……。
グルジア入国おめでとう。
というか明けましておめでとうですね!
着々と進んでいるようで何よりです。
私はついに3本ローラー買いましたよ。
寒いので室内で自転車こぎです(笑)。タケシ
あけましておめでとうございます!
3本ローラーですか、もう本気モードですね。そして本気でひきこもりモードですね。(笑
こちらも寒くてなかなかテンションが上がりません。
まあEU圏に入ったらのんびり出来なくなってしまうので、今のうちにダラダラしておこうと思います!