12/17 ②ユルギュップ近郊→ギョレメ (11km) ―ギョレメ野外博物館―

 
12/17日分の後編。
 
 
石畳で、しかもとんでもない斜度の坂を下ってギョレメ屋外博物館へ。

s-IMGP2816

s-IMGP2819

 
 
ここは3世紀頃にローマ帝国の迫害から逃れてきたキリスト教徒たちが造った教会が多く残されているらしい。(どういう経緯で迫害されたのかとか、この辺の歴史はネットでちょっと調べただけではよくわからないな……)

入場料は20リラ。いくつもの教会やそれに関連する洞窟が残されている。教会内のフレスコ画は保存状態の良い見事なものから、とても素朴な(言い方は悪いが、稚拙とも感じられる)ものまで色々。それらを見比べるのはなかなか面白い。しかしこれは、歴史や宗教の知識を得てから見ると、またさらに興味深いのだろうな。

日本語の音声ガイドもあるらしいので、借りればよかった。

s-IMGP2824

s-IMGP2828

s-IMGP2830

s-IMGP2832

s-IMGP2837

s-IMGP2838

s-IMGP2842

s-IMGP2850

s-IMGP2854

s-IMGP2857

s-IMGP2859

s-IMGP2863

s-IMGP2877

s-IMGP2881

s-IMGP2889
 
 
一番上にあるDark churcheは入場に別途10リラが必要。高いけどせっかくなので見学。

s-IMGP2870

s-IMGP2868
 
 
こうやって隠れ住んでまで教会を造り、信仰し続けるというのは、どういう気持ちなのだろうか。今よりも科学が発達していない時代、自分達では予測も解明もできない自然現象などが起きたとき、恐らくそれらの解釈は宗教に帰結していただろう。また娯楽も救いも少なかったであろう時代において、宗教はまた大きな拠り所でもあったはずだ。現代に生き、また無宗教者の僕にとってはなかなか簡単には理解できないことだ。

かつてキリスト教徒が暮らした谷に響くアザーンを聞きながら、ぼんやりとそんなことを考える。
 
 
 
見学を終えてギョレメへ。「歩き方」に載っている宿を数軒あたってみて、ギュルテキンという宿に決める。ドミが20リラで、Wifi・朝食付き。自転車を中まで入れられる造りの建物だったので、荷物の運びいれがとても楽だ。受付の人もにこやかでよろしい。

s-IMGP2894
 
 
 
夜になって同じくギョレメに到着していたヤスコさんと合流。カッパドキアのツアーで一緒になったというヒロさん(大阪の女性BP)も加わって夕食を食べに行くことに。

ギョレメは観光地なのでどこも高そうなレストランばかりだが、そこまで高く無さそうな場所を見つけて入ったら日本人女性が一人で夕食をとっていた。ヒロさんが声をかけてその人も一緒に夕食を食べることに。この人は大学生のサキさん。

ヒロさんはアメリカからスタートして、ヨーロッパ、トルコとやってきたそうだ。サキさんは10日間(たしか)の予定でトルコを旅行中。

s-IMGP2895
 
 
夕食後、ヤスコさん・ヒロさんが泊まっている宿の共有スペースへ移動して、店で買ったワインを飲む。なかなか美味しい赤。飲みやすい。

それぞれの旅の話とか、東京のローカルな話とかで盛り上がる(ヤスコさんとサキさんは東京なので)。途中で白ワインも追加して、楽しい酒盛り。久しぶりにガッツリと酒を飲んだ気がする。それにしてもこんなに女性に囲まれて楽しい時間を過ごしてしまっていいのでしょうか。
 
 
ヤスコさんは明日の朝にはギョレメを出る。もうこの先は流石に会えなさそうだが、日本での再会を約束して別れる。

一方こちらは、明日どうするかはまだ未定。天気予報だと雨となっているので、宿に引きこもってブログでも書いていようか?
 
 
 
【走行データ】
走行距離:11km
総走行距離:10855km
 

カテゴリー: トルコ(Turkey) タグ: , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です