12/20 アクサライ→トゥズ湖でキャンプ (108km) ―塩湖へ行こう!―

この宿も朝食付き。トルコは朝食付きの宿が一般的のようだ。大したものが出るわけではないが、少しでも元を取ろうとモリモリと食べる。

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出発は8時半。濃い霧が出ている。

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今日はトゥズ湖という塩湖のそばを通る。グルジアのトビリシに滞在中に聞いた話なのだが、このトゥズ湖ではボリビアのウユニ塩湖のように見渡す限り続く塩の平原や、鏡張りの水面が見られるらしい。

これはぜひ見てみたい。天気がどうなるかわからないが、できればそこでキャンプもしたい。

そんなことを考えて走り出す。風向きは悪くないが、町を出てもこの霧は晴れる気配がない。

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気温は上がってきたが、畑からモクモクと霧が発生しつつある。
 
 
【今日のピクトさん】

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内科医・ピマペン。

このシンプルな記号だけで「聴診器」と「白衣」が連想できるのだから、面白いよな。
 
 
 
ガソリンスタンドに併設のロカンタで昼食。トルコ定番のスープ(であるらしい)レンズ豆のスープ(4リラ)を今更試してみたが、これがなかなか美味しい。これだけでは満腹にはならないが、無料のパンで腹を満たす。

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店の人が食後にチャイをご馳走してくれた。日本にいるときは紅茶なんてほとんど飲まなかったけれど、トルコのチャイは何杯でも飲めてしまいそうだ。
 
 
 
午後になっても霧は残っていたが、次第に回復。湖も見えてきた。

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この辺は水があって普通の湖だ。Googleマップの衛星写真で見ても有望なのはこの先の湖の北西部分だ。
 
 
 
道は一旦湖を離れ、14時過ぎに町に到着。この町を過ぎるとアンカラまでもう大きな町は無さそうだったので、水やジュースを買い足す。まあ途中にガソリンスタンドもあるだろうから、補給は問題ないだろう。

ここで買ったこのペットボトルの液体、ジュースと一緒に冷蔵庫に入っていて、ラベルには野菜の絵が描いてある。少し冒険してみようと買って飲んでみたのだが、味がドレッシングのような塩気と酸味でとても飲めるものじゃない。なにかのソースなのだろうか? 失敗……。

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町を出ると再び湖が見えてきた。さあ、塩湖、塩の原が見えるのだろうか……!
 
 
 
 
 
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普通の湖である。
 
 
 
水量が多くて湖底の塩は隠れてしまっているらしい。現在の湖岸には塩の気配は無く、干潟のような雰囲気だ。しかも水量が多くて水深があるせいか、風でさざ波が立って「鏡張り」どころの話ではない。

なんというか、
 
 
 
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ただの大きな湖である。
 
 
まあ考えてみれば、夏の乾季には降水量が減って、しかも気温が上がって水分が蒸発して湖底が現れるのだろう。しかしこの時期にはごく普通の湖だ。
 
いや、決して景色は悪いものではないのだが、塩湖に対する期待が大きかったせいで、今更ただの大きな湖を見てもあまり感動は無い。しかも湖岸は農地が続いていて、なかなか水際には近づけない。キャンプするにも結局山側になってしまいそうだ。

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一応、観光地のような雰囲気になっていて、サービスエリアのような場所があり、ホテルもあるらしかった。

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日没が近づいているので、塩湖の事は諦めてさっさとキャンプ地を探す。湖に沈む夕日も綺麗そうだったが、もうかなり進んできてしまって対岸が見えてきて、普通に山に沈む夕日だ。

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日が沈んでから丘の上にキャンプ地を発見。太陽の力がなくなると一気に気温が下がる。テントを立てている時点で3℃程度で、既に結構寒い。

さて、なんだかパッとしない終わり方になってしまった。唯一の救いは日没後の湖面が綺麗だったことか。

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明日はアンカラまで走る予定。しかしまだ120km以上ありそうなので、果たしてたどり着けるかどうか。
 
 
 
【走行データ】
走行距離:108km
総走行距離:11055km
 

カテゴリー: トルコ(Turkey), ピクトさん タグ: , , , , パーマリンク

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