朝食を食べて出発準備を整えてからネット作業を少し。なんだかんだやっていたら宿を出たのは9時半頃。
今日は少し腹痛がある。一昨日買って部屋に置いてあったハムが悪くなっていたのか、昨日の昼食に出たサラダが原因か。まあそれほど酷いものでは無いので大丈夫だろう。
これからイスタンブールを目指すが、メインのルートを避けて山間を抜ける田舎道を選んで進むことにする。普通に進んでも車や町が多いだけで面白く無さそうだし、そういうルートの景色は普通のバックパッカーのバス移動でも見る事が出来る。折角自転車なのだからマイナーな道を行こう。
アンカラは巨大な町だ。幹線道路は交通量が多く、高速道路のようなインターチェンジがあるのでとても走りにくい。しかし今日は向かい風にもかかわらず、これだけ交通量が多いと車の流れが作る風に乗って悪くないペースで進める。
それにしてもこの標識の「82km/h制限」てどういうこと? その端数ナニ?
イスラームの国・トルコ。でも例の赤白のおじさんが勢力を広げつつある。
郊外の空軍基地らしき場所にあったF-104! 戦争も軍隊も嫌いだけど、飛行機は好きで、兵器であってもついつい見てしまう。何かに特化した性能を持つ機械というのは見ていて面白い。
休憩したGSに売っていたサンドイッチが6リラと高い。
アンカラを出てしばらくすると峠越え。その前に腹ごしらえをすます。GSのロカンタで今日もレンズ豆のスープ。これならお腹に優しそう、とか思いつつも無料でついてくるパンを貪るように食べる。
その峠を越えてから一度下り、すぐにまた登って2つ目の峠。この辺りからやたら気温が低くなってくる。晴れてはいるが雲で日がかげると寒い。気温は3℃ほど。
2つ目の峠からは長い下り。次の宿がありそうな町まではまだ距離があって、今夜も野宿になりそうだったので、途中にあった町でビールを買い込む。この行程ももう日課だ。
しかしその先も下りが続き、思った以上に距離を稼げた。これなら日没後に町にたどり着けそうだ。その町には宿がある事はわかっていたが、それが安い宿なのかはわからない。しかしもし高くて泊まれなかったら、町はずれにあるGSにでも行ってテントを張らせてもらえば良い。
日が暮れてからは下りも終わって上り坂。それでも大体予想通りの時間にベイパザルという町に到着。
1軒目のホテルが50リラから30リラまで値下げしてくれたが、それでも少し高い。他のホテルも覗いて見るが安くてもせいぜい35リラ。しかしそのホテルの人が別のところを紹介してくれた。しかしそこは「ティーチャーズ・ホーム」というところらしい。「先生の家」? よくわからないがそこまで案内してくれたのでついていくと、どうやら教員用の宿舎らしかった。どういうシステムなのかはわからないが、とにかくその一室を貸し出していて、トイレ・シャワー共同だがWifiと冷蔵庫があるわりとしっかりした部屋が24リラだった。
24リラは激安というわけでもないが、面白そうなのでそこに泊まることに。
↓窓から外を見ると、確かに校庭がある。
買い物がてら街をすこし散策。
教員用宿舎とはいえ特に変わったことも無く就寝。
【今日のビール】
グリーンEFES。何がどう違うのかはうまく説明できないけれど、普通のものよりこちらの方が味は好み。
【走行データ】
走行距離:106km
総走行距離:11289km