12/26 山間でキャンプ→イズミット手前のGSでキャンプ (97km)

昨日は早めに寝たので久しぶりにしっかり眠れた気がする。まだ暗い6時に起きて朝食の準備。今朝はやはりそれなりに冷え込んだ。テントが凍っている。

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着替えも朝食も手早く済ませたのだが、寝袋をたたむ段階になるとダラダラとし始める。このまま二度寝したら気持ち良いだろうな、などと考えつつおもむろに寝袋にもぐりこみゴロンと横になってしまうと30分なんてあっという間である。

そんなわけで今日も出発は9時前。
 
 
 
しばらくは谷の斜面に沿った道。進行方向は下流に向かっているのだからすんなり下ってくれればいいものを、50m程度の登りが何度かある。

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↓建設中のジャーミィ。ミナレットの装飾が派手。
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下りになると一気に標高を下げて谷底へ。ここからは緩やかなくだりと素晴らしい追い風のおかげで快走する。

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↓ひとことにジャーミィといっても、色々なデザインがある
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いくつかの村を過ぎ、昼過ぎにイスタンブール方面への主要ルートに合流すると、途端に交通量が増える。しかもさっきまでの追い風と同じくらいの強さで今度は向かい風がふいている。

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ここからしばらくは平地の移動。

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昼食をとりたいが、なかなか程好いロカンタが見つからない。GSはいくつかあったが、併設されてるのはどこも少し高そうなレストランばかりだ。

14時ごろになって町に差し掛かり、道から少し外れて町に入ったところのロカンタへ。ピラフ(2リラ)とレバーの煮物(5リラ)を食べる。

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会計の時に合計7リラを払おうとしたら、5リラにまけてくれた。ありがとう!
 
 
ここは修理工場が多く雑然とした雰囲気だが、なかなか活気がある。

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今夜もキャンプのつもりなのでビールを買っておきたいなと思っていたら、すぐ近くに酒屋があった。我ながらこのビールに対する嗅覚と執着には呆れるものがある。

因みにトルコは一応はイスラムの国なので普通の商店やスーパーではアルコール類を取り扱っていないことが多い。基本的には酒屋のような店と、一部の飲食店、都市部の大型スーパーでしか手に入れることが出来ない。

酒屋の目印はこれ↓
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このEFESビールっぽいカラーの看板がアルコール取り扱いのサインのようだ。他に、店先のEFESのボトルケースだったり、店の中の青い電飾のついた冷蔵庫なんかも目印になる。

誰向けの情報なんだ、これは。
 
 
 
町を出ると道は湖沿いに進む。

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【今日のピクトさん】

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スキー中。
 
 
 
イスタンブールまで150kmを切り、住宅地や農地が続くようになって来た。こうなるとキャンプできる場所がなくなってくるので、今夜はガソリンスタンドにテントを張らせてもらうことにする。

他の自転車旅行者の情報を見ているとやっている人は結構多い。人の多い場所で見つかるリスクの高いキャンプをするより、管理された敷地内に許可を得てテントを張るほうが確実に安全だしお手軽だ。

自分は誰にも気兼ねせず一人でキャンプするほうが好きだったので今までこの手段を使ってこなかったが、ここまでくるとそうも言っていられないし、それにまあGSテント泊も一度くらいはやってみたい。
 
 
何軒か様子を見つつ進んだが、16時頃になって通りかかったGSが敷地が広くテントを張れそうだったのでスタッフに話しかけてみる。そうしたらアッサリとキャンプの許可を得られた。しかもここは常設のテントがあって(何のためのものだろう?)、その中に自分のテントを張らせてもらえた。雨が降りそうな天気だったので、これは非常に助かる。

テントを張る準備をしていると、先ほど許可をもらった男性(恐らくここのオーナー)がチャイを持ってきてくれた。しかもその後、ドネルケバブとコーラもご馳走してくれた。こっちからお願いして泊めさせてもらっているのに、まさかこんなに良くしてもらえるとは。

なんだかとても嬉しかったので、せめてものお礼にインスタント味噌汁と緑茶のティーバッグを渡した。あまりにもぱっとしないお返しだが、どうやら喜んでくれたようで、またチャイを頂いた。

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正直な話、いつもは走り疲れて日暮れ頃には人と接することも面倒に感じてしまうこともあるのだけれど、それでも今日はGS泊をしてみて良かったと思う。いつまでたっても途切れない車の流れを聞きながらも、優しく穏やかな夜を迎えることが出来た。
 
 
 
【走行データ】
走行距離:97km
総走行距離:11529km
 

カテゴリー: トルコ(Turkey), ピクトさん タグ: , , パーマリンク

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