午前中からぶらぶら街歩き。
大成建設。ボスポラス海峡がらみでしょうか。(余談だけど、大成建設のCMは僕が好きなアニメーション作家の新海誠が監督していて、この看板を見て一人ニヤけてしまった)
自転車屋を見つけたので入ってみるが、前から探してるチェーンオイルはここにも無かった。スプレータイプはどこにでもあるのだが、フィニッシュ・ラインというブランドの液状のものは未だ見つからず。
イェニ・ジャーミィへ向かう途中に小さなモスクを見つけた。内装のタイルが綺麗だったので入ってみたが、なんとも質素なモスクで、これはこれでなかなか良い。「町の公民館」といった雰囲気。
モスクにはどこもトイレが併設されていてここも例外では無いが、ここはどちらかと言うとそのトイレの役割の方が重要なようだ。時間が外れているせいもあるが、礼拝する場所には誰もおらず、一方でトイレには途絶えることなく人が出入りしている。
【今日のピクトさん】
ピクトさんはムスリムであるらしい。
イェニ・ジャーミィの中に入ってみた。ここもタイル張りの内装で、リュステム・パシャ・ジャーミィほど鮮やかなものではないが、見ごたえがある。
時間は12時ごろでそろそろ昼の礼拝の時間のはずなのでしばらく待ってみた。
徐々に人が集まり、
12時半にイマーム(導師)が登場して集団での礼拝が始まった。
[youtube=http://youtu.be/ro7nnA6dJN4]
[youtube=http://youtu.be/XxD3TFmWjZo]
[youtube=http://youtu.be/zCDV–WJ1Nc]
イェニ・ジャーミィを出てからはリュステム・パシャ・ジャーミィ周辺をブラブラ。この辺はやはり楽しいな。
ココレッチとビールを買って宿で食べ、昼寝を少し。
夕方になってから自転車のチェーン交換。日本から持ってきた予備チェーンをようやく使うときが来た。本当はカスピ海のフェリー待ちの時にやるつもりだったのだが、あの時は何もやる気が出なかったので、そこからズルズルとここまで来てしまった。
1万km以上走ったチェーンはさすがに伸びていて、新品チェーンと比較するとその違いが明らか。2リンク分くらい伸びているようだった。
そんなチェーンを使い続けていたものだからスプロケット等も減ってきている。とくにリアディレイラーのプーリーがとんでもなく磨耗している。しかも軸部と歯車部のガタも酷くて、ちょっとこれはヤバイかもしれない。
とりあえずチェーンをつなぐ前に再び自転車屋へ行きプーリーがあるか聞いてみたが、ここでは扱っていないという。明日(月曜)になれば他の自転車屋が開いて、そこでは取り扱っているらしいので、また明日の朝に来てみよう。
チェーン交換だけを済ます。
18時ごろに夕食へ。いつものロカンタへ行こうと思ったら、途中で男性に「ライターを貸してくれ」と声をかけられた。自分はタバコを吸わないのでライターを持っていなかったが、そのままなんとなく話をしながら一緒に歩くことになった。彼はギリシャ人で旅行中らしい。これは少し怪しいが、断るタイミングを逃してしまったので様子を見る。
イスタンブールはぼったくりバーの被害が多いらしく、「親しくなった現地人と一緒に行った店で高額の請求をされた」なんていう話はよくあるので警戒する。その男性も「散歩をしているだけ」と言っているが、どことなく行く先は決まっているような感じですたすたと歩いていく。そうしたら案の定、ガラタ橋のあたりで「これからどこか店に入って飲もう」というような話になったので、これは引き上げ時だと思い、断って別れた。別れる時は若干しつこく誘われたが、はっきり断れば大丈夫だった。
これは恐らく旅行者をターゲットにした詐欺師ということで間違いないだろうな。すごい、本当にいるんだな。
そのままいつものロカンタまで戻り夕食。マッシュルームがゴロッと入った野菜の煮物と、デザートにチョコレートのプディング。10リラ。野菜の煮物は結構しっかりした味付けで美味しかった。
「ライター持ってる?」
「無いよ」
「失礼。どこから来たの?」
先ほどと全く同じ流れである。笑ってしまうが、こんな頻度でぼったくりバーの詐欺師に声をかけられるものなのか。
宿に戻ってからはシャワーを浴び、ビールを飲みながらネット。
さあ、明日は移動だ。