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いつものことだが、到着の次の日はやる気が出ない。
ネットも相変わらず不調なので、部屋ではダラダラと過ごす。
昼食は近くの小さなロカンタでキョフテと茄子とトマトの煮物。挽肉・茄子・トマトの組み合わせが美味しいというのは宇宙の真理なので、この料理ももちろん美味しい。
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午前中に一瞬だけ部屋でネットが繋がったが、すぐにダメになる。諦めてロビーでブログ作業。
昼はドネル・ケバブ2.5リラとビール。なにやら分からないお菓子も買ってみた。
夕食はピラフをテイクアウト。
夜から断水。ネットも水もダメとは……。
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今日は霧。断水は昼まで続いた。
昼食はココレッチ。
それと、このまえ試して飲めなかったこれを再チャレンジ。Şalgam suyu。
これを最初に飲んだときは酸味と塩気に驚いて、てっきり何かのソースだと思っていた。しかしその後何度か、トルコ人が食事の時にこれを飲んでいるのを目撃。やはりどうやら飲み物らしい。
結果から言うと、飲めないことは無いもののやはり美味しいと感じる事は出来ない。トルコ人たちはいったい何を求めてこれを飲むのか。
どうやらこれは紫人参とカブを原料にした飲み物らしい。パッケージにもそれらしい絵が描かれている。やはりかなり酸っぱく、塩分も高いように感じる。
飲むヨーグルトのアイランも結構酸っぱいし、他の地域ではヨーグルトに塩を入れて飲むところもあった。アイランは慣れて美味しく感じるようになってきたが、この飲み物もそのうち美味しく感じるようになるのだろうか?
夕食はクタイシで買ったよくわからない調味料を使っていつもとは違う味付けのスープ。野菜もシシトウを入れてみたら、スパイシーでカレーみたいな味になった。
ビールはグロールシュが6リラで売っていた。5リラ払ってEFES飲むくらいなら、こっちの方が断然良いね。
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夕食はドルマの缶詰。
ピラフのようなものを葡萄の葉で包み、オイル漬けのようになっている。油が少しくどい。温かければ美味しいかも。しかしこれも少し酸っぱい味付け。
トルコは温かい料理でも酸っぱい味付けのことがある。しかもトマトの酸味なんかとは違う種類の味だ。カイセリで食べたマントゥもトマトスープの上にさらにヨーグルトをかけるから結構酸っぱかった。
アゼルバイジャンにある同じようなドルマも上にヨーグルトをかけて食べるが、そのヨーグルトも結構容赦なく酸っぱかった。「隠し味」とか「味のアクセント」とかいうレベルでは無い。
酸味が前面に出るって、日本人だったらしない味付けだよな。日本も酢の物なんかはあるけど、それ以外はあまり酸っぱい料理って無い気がする。
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朝食を外に食べに行ってみる。メルジメッキ・チョルバス。4リラと若干高い。
今日は二度寝。まったくもって堕落している。
ブログももちろん書いたけれども、進みはいまいち。
毎日ほとんど同じなので書くことが無い。
昼食はココレッチとビール。ここのココレッチは結構臭みが残っていて、内臓食べてる感がして良い。「内臓食べてる感」て字面だけで見ると鬼畜ですけど。
↓ビールのラベルに書かれたバーコードが麦
IS(イスラム国)が日本人2人を拉致したというニュースを知る。
イスラームにも色々な宗派があるし、色々な考えを持っている人がいる。それはキリスト教徒も仏教徒も同じこと。「イスラム国」という過激派組織への対応は必要だが、それはそれとして、ムスリムに対する偏見が助長されるのが心配だ。
昨年の9月以降、グルジアを除いては緩~いイスラム圏を旅してきたが、それらは概ね居心地のいい場所であった。人々は明るく優しかった。もちろんそれでイスラームの全部を知れたわけでは到底無いし、「イスラームは良いものだ」なんて安易に考えるつもりも無いけれど、でも彼らのことをもっと知りたいと思うようになった。
やはり大切なのは、相手のことを知ると言うことだ。相手の背景(歴史や文化や習慣)を知り、また相手個人を知ること。今起きている問題を広く深くそして客観的に見つめ、なおかつその問題で苦しめられている個人のことを思いやる。そうしないことにはいつまでたっても問題は解決しない。テレビでISのニュースを見ながら「イスラム教って怖い宗教だね」などと言っている場合ではないのだ。
でも、当事者達にとっては信仰の重要さや対立の歴史を抱えていたりして、簡単なことではないのだろうな。
まったく、宗教とはなんと厄介なものか。
そういえば、1/6にイスタンブールで起きた爆弾テロは、PKKとかそういうクルド人問題に関わる事件かと思っていたが、報道によれば極左過激派組織によるもののようだ。世の中には本当に色々な問題が転がっている。
1/21
この文章は1/25に書いているのだが、下書きもろくにしていなかったのでこの日に何をしていたのかまったく思い出せない。日記を読み返しても、「1/22に書いているが、昨日がどんなだったかマジで思い出せない。」と書いてある。
酷い話だ。
まあとにかく黙々とブログ作業を進めていたのだけは確か。