今日は出発するつもりでいた。しかし朝になって天気予報を確認すると、これから通過する峠付近の町が雪で、さらに明日には最高気温-3℃、最低気温-12℃という過酷な天気になるようだ。そんなとこ走ったら死んじゃうんじゃないだろうか。
ここカランバカは今日は午後から天気が崩れ、明日はやはり雪のようだ。
ここで天気の回復を待つとなると少なくとも後2泊は足止めを食らうことになる。予算的にも日程的にもそれは痛いところだが、しかし強行するのは少し危険に思えた。
仕方ない、延泊しよう。
はっきり言ってしまえばノンビリできるのは嬉しいのだが、これでまただらけモードになってしまうのが嫌である。
折角なので昨日行けなかったアギオス・ステファノス修道院に自転車で行ってみることに。
空荷だから結構早く着くんじゃないか、などと思っていたがやはり300mの登りは楽とは言えない。しかも出発を延期したのにとても良い天気で暑い。汗だくになりながら、結局1時間くらいかけてアギオス・ステファノスに到着。
観光バスが何台も止まっていたので、ツアー客で混んでいるタイミングをやり過ごすために少し手前の岩山から写真撮影。
こういうところに好きに行けるのがツアー旅行とは違う旅の醍醐味であり、またありていに言ってしまえばそこからある種の優越感にも浸れる。
それはそれとして、こういう絶壁の上を歩くのは結構怖いものだ。山の上面がなだらかに傾斜していきそのまま垂直面に繋がる地形というのは、どこまで進んで大丈夫なのかわからないし、ちょっと躓いたらそのまま転がって転落してしまいそうな気がしてくる。ここで滑落したら500%の確立で死ねる上に、地上に激突するまでの数秒間は落下と死の恐怖を味わうことになるから、想像するととても恐ろしい。
修道院の中から団体客が出てきたところを狙って入場。入場料は3ユーロ。
ここアギオス・ステファノスは女子修道院で、だからというわけでもないと思うが、聖堂内はとても綺麗に手入れされている。修復中なのか製作中なのか、描きかけの壁画があって真新しささえ感じる。また、祭壇の装飾の木工細工も緻密で美しい。残念ながら写真は撮れなかったけど。
せっかくここまで登ってきたので自転車を入れて風景を撮ろうとするが、なかなか良い構図が思いつかず微妙な出来に。
もう一つの修道院に行くか迷うが、自転車の前輪のハブに異常なガタが出ていることに気付いたので、写真を撮りながら宿へ戻ることに。
宿に戻って今日もギロピタとビールの昼食。この組み合わせは美味い。肥満まっしぐら。
自転車のハブの方は、ベアリングの玉押しを調整すればガタは取れそうだが、そのためには5mmの六角レンチが2本必要なことがわかった。現状では1本しか持っていないのでどこかで買わないと。とりあえずはこのまま乗るしかないが、まあすぐに致命的な損傷になる事は無さそうだ。
夕食は自炊してリゾットを食べる。
さて、明日の天気はどうなることやら。
写真は本当にすごいです。
The mountains are so nice and the
nature is changing all the time.
It looks sometime really cold.
How are you?
Lovely greetings from Berlin – Germany
Thank you!
I like to observe topography!
It’s so interesting!
Few days were little cold.
But, now is OK!
I am in Zadar, Croatia.