昨夜は結局3時ごろまで起きてブログを書いたりしていたので、今朝は8時まで爆睡。
ぼちぼちと準備をして11時ごろに出発。今日からまたクロアチアに入り、アドリア海沿岸ルートに復帰する。
道路沿いに民家が続き、庭の畑の手入れをしている人々をよく見かける。日差しもあってのどかな風景。
この谷にも綺麗な水が流れる川がある。山には大した森があるわけでは無いのに、この水の豊かさには驚く。
↓途中にあった道路標識。スプレーで消されているのはキリル文字表記で恐らくセルビア語。ボスニアのクロアチアに近い地域はクロアチア系住民が多いはずで、なんとも言えない嫌なものを感じる。
小さな町を過ぎて再び登りの始まりというところで昼食。昨日のBulek(渦巻状のパイ)の残りを食べる。雲が増えて日は陰ってしまったが、花の咲く草地に座ってお昼を食べているとピクニックのようだ。
まあボスニアにはまだ地雷が残っているようなので場所によっては冷や汗ダラダラ命懸けのピクニックにもなりかねないが、とりあえずここは「ドクロマーク」も無いし普段から人が立ち入っている形跡があるから問題ないだろう。
昼食後、200m程の小さな峠を越える。
この辺は石の多い土地で、それを利用して畑の境界にも石垣が作られている。
夕方にGurdeという小さな町に着く。ここを過ぎると国境までマトモな町は無いので、残ったマルカを消費するためにも買出しをしておく。0.1マルカだけ余ってしまったが、そこそこ綺麗に使いきれた。さあ後はもう国境を越えるだけだ。
国境はクロアチア側に立派なゲートがあるが工事中らしく、どちらも簡素な小屋でパスポートを見せて通過。
この時点で16時半、日没まで1時間ほどなのでキャンプ地探しを始める。ここから進むとすぐにImotskiというなんとなく美味しそうな名前の町に着くが、あまり町に近づくとキャンプ適地が無さそうなので、すぐ近くの脇道に入って適地を探す。
しかしあまりに国境線に近い場所でキャンプするのもあれだし(国境警備隊がいるような雰囲気でもないが)、どこも意外に水が多くてぬかるんでいたりして、あまり良い場所がない。結局、太陽が山の後ろに隠れるころにキャンプ地を決定。
ここも近くに水溜りがあって湿っぽいが、暗くなると蛙の鳴き声が聞こえてきて、これはこれで風情がある。
しかしブログの下書きをするためにパソコンを起動するとなぜかWifiの電波をキャッチする。半径500メートルの範囲に建物なんて無いはずなのだが、いったいどういうことだろう。こういうことは他の場所でも何度かあったのだが、毎回不思議だ。
【ボスニア・ヘルツェゴビナ滞在費用】
滞在日数:4日間
総支出:約66ユーロ
一日平均支出:16.44ユーロ
BHは思ったほど物価は安くなかったが、今回は宿代の安さに助けられた。それとビールも安いかな。物によっては500mlの缶が0.5ユーロで買える。これはうれしい。ビール自体はBH産もあったが、全体的にセルビア産が多いようだった。
【走行データ】
走行距離:62km
総走行距離:13642km
ボスニア・ヘルツェゴビナ内走行距離:101km