東日本大震災から、えーと、4年か。
東北の復興がまだまだ進行中なのにこうしてフラフラと遊んでいるのはなんとも妙な気分で、一種の罪悪感みたいなものも生まれてくるのだが、しかし今はそんなことで悩んでも仕方ないのであまり考えないようにする。そもそも、地震があろうとなかろうと、世界のどこかでは日々誰かが苦しみ死んでいくのだ。それらについては普段から考えるべきことで、3.11だから都合よく思い出して勝手に落ち込んでいるだけでは意味がない。
と、肝に銘じておいて、今日は今日とて観光です。
リエカにはトルサット聖母教会というところがある。ガイドブックによるとそこはイエス・キリストが暮らした家が天使によってイスラエルから運ばれてきた場所であるらしい。天使が家を運ぶという状況がいまいち上手く想像できないのだけど、CH-47がコンテナハウスを吊るしているような感じだろうか。
とにかく宿を出てトルサット聖母教会へ向かう。
宿はアパートの中にある。ドアの脇に小さな看板があるだけなので見つけづらい。
トルサット聖母教会は町の背後に迫る丘の上に建っていて、そこまでは長~い階段が延びている。ゲートをくぐって、
イエス・キリストの家は現在はイタリアにあるらしく、したがって素人がチョロッと見学しただけではそれほど興味を惹かれる内部ではなかった。写真も撮れず。しかしそうはいってもここは有名な巡礼地らしく、祈りをささげる人は多く見られた。
さくっと見学を済ませ、近くの公園を散歩してから街まで下る。
この辺まで来ると街の建物の雰囲気なんかはかなりイタリアっぽくなってきたように見える。イタリア行ったことないけど。
明日にはイタリアに入る。結構長かったクロアチアも今夜で最後だ。