今日は曇り。日本からの支援物資として大事にとっておいた最後の醤油ラーメンを食べ、そこそこに結露したテントを乾かしてから10時前に出発。
今日は確か午後から雨という予報だったのでさっさとジェノヴァに着きたいところ。しかしどうも体の調子が良くなく、眠くだるい。Mantovaの手前辺りから出始めた風邪の初期症状は昨日にはだいぶ落ち着いてきていたが、今日になってまた悪くなってきたみたいだ。
少し走るとすぐにTortonaという町に着いたので、そこのスーパーで昼食用の食材を買っておく。
ここから徐々に登りはじめ。港町のジェノヴァに出るまでには低い山地を越えなければならない。
昼食は日曜で誰もいない工場の駐車場の縁石に腰掛けて。やはり体調がイマイチで、食後に少しだけ仮眠。
午後は谷に沿って緩やかに登っていく道だが、体調と向かい風のせいでペースが上がらず、休み休み進む。このだるさは熱がある時のそれに感じる。幸いまだ雨は降ってこないが、これは思った以上に時間がかかってしまいそうだ。
17時ごろにようやく峠を越える。標高は450m程度でキツイ登りは最後だけだったが苦労させられた。
峠の海側は一気に標高を下げ、その後はしばらく河沿いの快走路。しかし向かい風が強くなってきて、しかもとうとう雨が降りだした。
河口まで下り、そこから少し海岸沿いに走って暗くなる頃にジェノヴァに到着。ジェノヴァは大きな町なので中心地に辿り着くのにも少し苦労したがどうにか目的の宿に到着。しかしネットで調べておいたその宿は満室で泊まれない。週末だしヴェネチアでも同じような感じだったからある程度予想はしてたが、いざそうなると困ってしまう。
とりあえず近くの宿を数軒当たってみるがダメ。本当はホステルもあってドミトリーは空いていたのだが、風邪の状態では出来れば個室が良い。ドミでは落ち着いてゆっくり休めないし、それに他の人にうつしてしまっても悪い。
この辺（恐らく旧市街と呼ばれるあたり）では宿探しが大変そうだったので少し離れた駅のほうに移動することにした。しかしその途中で薄暗い路地に地味な感じのホテルを見つけた。看板には「一つ星」が書かれている。
これはいけるかもしれないと思い、中に入って聞いてみたら空室があった。トイレ・シャワー共同の部屋が30ユーロ（別途市税1ユーロ）で、少し高いがもうここにすることに。多分このホテルはHostelworldにもBooking.comにも載ってなくて、だから空いているのかもしれない。家族経営のようで雰囲気も悪くない。
とりあえずスーパーが閉まる前に買い物だけ済ませて、帰ってきてからは倒れこむようにベッドに横になる。でもしばらく休んで落ち着いてから体温を測ったら、平温と微熱の中間くらいの微妙な結果。
パンとハムで簡単に夕食を済ませて寝る。
【走行データ】
走行距離：97km
総走行距離：14812km
