4/1 La Ciotat→マルセイユ(Marseille) (42km)

 
7時過ぎに起きて手持ちの食料で朝食。このホテルは朝食は別料金で8ユーロ。朝食に8ユーロも出してられん。

50ユーロも出したのにネットがイマイチだったホテルを10時に出発。

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La Ciotatは「漁港」という雰囲気が出ていて、あまり観光地っぽくなくて良い。

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港に沿った道にはカフェが並ぶ。

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そしてここには「世界初の映画館」がある。それがこのエデン座。

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一度は廃業したものを修復して、今は再び映画館として使われているようだ。
 
 
 
町を出るとすぐに登り。斜度はそれほどきつくなく道幅も広くていいのだが、今日も相変わらずの猛烈な向かい風が吹いていて苦労する。

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小さな峠を越えて坂を下るとカシ(Cassis)という町に着く。ここはマルセイユからの日帰り観光地として人気の町らしく、観光客で溢れている。特にこれと言って見所があるようには思えないが、町から少し歩くとカランク(入り江)という場所がいくつもあって、そこの風景を求めてやってくる人も多いようだ。かくいう自分もそのうちの一人。

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町に着いてとりあえず昼食を済ませる。パン屋でパニーニ。

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町の西にある岬を越えてトレッキングルートの入り口へ。ここに自転車を置いて少し歩く。

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カランクはここカシからマルセイユにかけての海岸に広がっているが、今日はそのさわりだけをちょっとだけ見てみる。

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次第に岩山になっていく道を30分ほど歩くと静かな入り江に着く。

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なるほど、確かに隠れ入り江のようになっていて、なかなかいい雰囲気。

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本当はもっと先に進むと更に綺麗な入り江があるようなのだが、結構時間がかかりそうなので途中で引き返して帰ってきた。

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岩山を歩くだけでも結構楽しいものだが、この先に自転車でも山越えをすると考えると若干うんざりしてくる。
 
 
 
自転車に戻り、もと来た道を戻る。この岬越えも結構な坂なのだが、カシの町から出るのもえげつない坂が続いて大変。

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歩きつかれた上に登りつかれたのでスーパーでビールとサンドイッチを買い、町外れまで移動して休憩。

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マルセイユまではもう大した距離では無いし、20時まで明るいから焦る必要は無い。こうしていると、「自由だなぁ」と感じる。そんな感じで油断していたら結局17時近くになってしまった。流石に出発。
 
 
 
ここからの峠越えが大変だった。斜度はそこそこなのだが、またしても風に苦しめられる。

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風景は綺麗なのでまだ良いが、それにしても辛い。何度ここでキャンプしてしまおうと思ったことか。
 
 
 
峠を越えるとマルセイユの町が見えてきた。大きな町だ。この時点で既に行く気が失せているが、今日はあそこで宿を取るのだ。いまさら迂回も出来ない。

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町に入ると走りにくい道が続く。大きな通りの脇に側道があるのだが、それらの道に挟まれるようにして歩道や自転車道がある。車は多いし信号も多い。自転車道はよく途切れる。舗装はあまり良くないし、バス専用レーンはあるし、路上駐車は多いし、走りにくいことこの上ない。これがツール・ド・フランスが催される自転車大国の道か。

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中心に近づくにつれてより雑多な雰囲気になってきて、ネズミはいるし治安も良くなさそうだし。まあ漂白されたような小奇麗な町よりはこっちの方が面白そうだが、疲労困憊の今は結構堪えるものがある。

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あらかじめ調べておいた宿へ向かう。疲れ果てて辿り着く宿がドミトリーかと思うとウンザリしてしまうが、金が無いのだから仕方が無い。イタリアからフランスに入って諸々の物価が一段と上がった気がして心穏やかでない。

しかし行ってみたVertigo Vieux-Portホステルは結構良かった。ドミなのに一泊23.5ユーロと高めだが、4人部屋でトイレ・シャワーつきだし、自転車も楽に停められて、1階なので荷物の運び入れも楽(別館のみ)。
 
 
 
夕食を食べに夜の街へ。

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フラフラとレストランを物色するが、どこもカップルや友達どうしで賑わっていて一人では入りづらい雰囲気。ヨーロッパはもっと一人客でも入りやすくてリーズナブルなレストランを増やすべきだと思うのだ。そうでないとボッチの人には孤独な餓死が待ち受けることになる。

結局ケバブ屋に入ってタウック・ケバブ(鶏肉)のプレートを注文。フランスに来ても未だにケバブを食べるのもどうかと思うが、ケバブ屋はどこにでもあるし比較的安くて入りやすい店が多いので助かる。それに美味しいし。

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しかし、自転車で町に入ったときはさっさと抜け出したいと思ったが、歩くぶんには楽しめそう。明日はブラブラと観光だ。
 
 
 
【走行データ】
走行距離:42km
総走行距離:15292km
 

カテゴリー: フランス(France) タグ: , , パーマリンク

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