昨日は飲んだくれて寝てしまったので、日記とブログを書いてから10時半に出発。
スタート直後から登り。気温が高く、走行開始10分で既に汗だくだ。
ここからグラナダまではもう大した距離ではないが、峠を越えなくてはならない。宿でネットが使えなかったので調べられなかったが、ミシュランのロードマップによると高速道路の最高所は1390mとなっている。今日走る道はそこではなくもっとローカルな細い道なので、峠はもっと険しく高い可能性もある。
といってもスタート時で900m程だから、5~600mの標高差と考えればそれほど大変でもないかも。
侵食で凸凹の地形の赤土地帯が続き、しばらくはアップダウンに苦しめられる。
昨夜は20ユーロ払ってグダグダの夜を過ごすくらいなら、この辺で野宿したほうが良かったかも。
ここで休憩してGoogleマップを見てみたら、以前調べたときの地形データがまだ残っていて、峠の標高はせいぜい1300mくらいであることがわかった。なんだ、意外と楽勝かもしれない。
ダム湖の奥に小さな町があり、そこを過ぎると今度こそ峠に向けて登っていく。交通量が少なく、斜度もそれほどきつくないので順調に標高を上げていく。
13時には頂上に到着。
しかし時々小さな登りがあったり、その上向かい風が強くなってきてしまいあまり気持ちよくは下れなかった。
しばらく峠を下ったところで、木漏れ日が綺麗な林で昼食。昨日買っておいたパンを食べる。
そこから少し進むとグラナダの郊外になり、16時前には中心地に着いた。この辺に来て今日はなぜか綿毛(多分植物の種子)が雪のように舞っていて、それが顔に張り付いてむずがゆい。
グラナダではドミトリーに泊まろうと思っていたが、ゲストハウスに行く前に、「歩き方」に載っていたHostal Antaresに行ってみた。ここはシングルが20ユーロだそうで、この辺だとドミトリーでも15ユーロくらいするから、それなら多少高くても個室に泊まってしまいたい。しかしちょっと前に予約サイトを見ていたら、他の宿はどこも個室の空きが少ないようだったので、ここももう満室かなと諦め気味で行ってみた。でも実際に宿に行って聞いてみたら空きがあったのでここに泊まることにする。
普通の古いアパートのフロアを宿にしているような感じ。設備は古いが清潔なので問題なし。こういう雰囲気の宿は久しぶりだ。オーナーのおじさんもフレンドリーで面白い人だし、居心地は悪く無さそう。
トイレ・シャワー共同、Wifiあり。
ちょっと休憩してから散歩へ。
スーパーで買い物してから一度宿に戻り、20時ごろになって夕食に出る。
グラナダのバルで出てくる無料のタパス(飲み物とセットで出てくる)はボリュームがあるらしいので、数軒ハシゴして食費を浮かそう作戦を決行する。これがやりたかったのだ。
1軒目、ビールとチップスとサンドイッチ。このサンドイッチはハムとチーズが挟まっていて、上にかかったソースがオリーブとニンニクの香りがしっかりとして美味しかった。2ユーロなり。
2軒目はこれ。パンの上にポークソテーが乗ったものと、ピリ辛のケチャップがかかったフライドポテト。こちらも2ユーロ。
3軒目はビールと、牛肉とジャガイモの煮込み。ここでは2杯目にワインを注文してみたら、さらに別のタパスが出てきた。これもパンの上に豚肉が乗ったものとポテトサラダ。計4.6ユーロ。
ふむふむ、確かに無料で付いてくるにしては立派なツマミが多かった。が、これで食事の代わりにするのは無理があった。小食な人ならともかく、自転車で走った後だと流石に足りない。満腹になる前に酔いつぶれてしまう。
と、そんなアホな試みをした結果、結構しっかりと酔っ払った。愉快愉快。
宿に戻ってシャワーを浴び、洗濯機を借りて洗濯を済ませ(無料で使わせてくれた)、ネットをしていたらそのまま寝てしまった。
【走行データ】
走行距離:52km
総走行距離:16804km