セビリヤでは大聖堂だけでも見られればいいかなと思っていた。開場時間は遅めの11時からのようなので、ブログ作業なんかを少ししてから、11時過ぎに宿を出る。
かなり大きな大聖堂らしく収容人数も多いだろうからそんなに入場で待たされることも無いだろうと思っていたが、直前にネットで調べたら「かなりの行列になる」という話もちらほら。嫌な予感がしてきた。
大きな鐘楼(元々はミナレットだったらしい)の足元に入り口があって、既に少し行列が出来ている。しかしここは団体客の入場口のようだ。地図を見て個人客の入り口へ移動する。
円形状も見られる重厚感のある構造で、個人的には結構好きな外観。ワクワクし始めながら入り口に着くと、
とんでもない行列が出来ていた……。
ちょっとこれは並ぶ気になれない。何人いるのかわからないけれど、1時間待ち程度ではきかなそう。下手したらアルハンブラ宮殿以上に待たされるかも。
仕方ないので一旦撤退することに。午後にもう一度来てみよう。
そんなわけで外観だけ眺めてから宿へ戻る。
↓メスキータと同じようなイスラーム風の門。しかし細かい装飾はキリスト教的な柄。
レバーかなと思ったが、食べてみたらもっと軟らかく寒天のような食感。血を使ったゼリーみたいな物だろうか。ニンニク、タマネギと共に炒められている。美味い。
スーパーでパンと生ハムとワインを買って宿で昼食。生ハムは100gで2.5ユーロくらい。やはりイタリアより少し高い。また食感もイタリアのものと違い(といっても色々種類があるのだろうけど)、少し硬めで歯ごたえがあり、これはこれで美味しい。
カテドラルは17時までのようなので、15時くらいになったらまた行ってみよう。
しかし、15分だけ昼寝しようと横になったら結局3時間も寝てしまい、起きたのは18時。やってしまった。
今日はもう諦めて、夜になったらバルめぐり。
ウナギの稚魚のタパス。
以前日本で食べたエスカルゴはサザエのような食感で違和感なく食べられたのだが、今回のはカタツムリの原型を結構とどめていて、胴体のヒダヒダや触角もそのまま残っている。あー、野原でたまににこういうの見るわ。
ソースはスパイスが効いたピリ辛味。カタツムリの臭みが結構強いということなのかも。
もともと観光よりも休息や調べ事のためにセビリヤに滞在したが、それにしても腑抜けた一日になってしまった。明日には出発するつもりだったが、カテドラルも心残りだし延泊してしまおうか……?