7時に起床。お湯をもらってインスタントラーメンでも作ろうと思ったが、誰も起きていなかったので朝食は昨日買ったパンで済ませる。
出発は10時前。宿の人たちはみんな優しい笑顔で好印象の民泊だった。
↓看板も何もないRitz(Litz?) Guesthouse
今日は曇りなので、日差しが無くて寒い。1~200m上の山にはもう雪が積もり始めてて、冬はもうすぐそこ。
↓ゴリ城
前日にGoogleマップの地形図で見たらメインルートからそれて脇道を進むほうがアップダウンが少ないようだったのでそのルートを選択。しかし実際に走ってみたら細かいアップダウンが意外に多かった。
このルートを提案したのは僕なのでカズヤさんには申し訳ない。
ダートは6kmほど続き、その後町に到着。ここで商店でパンを買って昼食。自転車を漕いでいるとそれほどでもないが、休憩中は非常に寒い。それでもまだ気温は5℃程度なので、この先のトルコ内陸部が思いやられる。
【今日のピクトさん】
トレッキングルートがあるようだ。
途中に砦があってここの写真を撮ろうと思ったらまたカメラの不調。またか……。いろいろ弄ってみたが回復の兆しは見えず。昨日に引き続きテンションがた落ち。
疲れもあってカズヤさんのペースについていけない。カメラのせいでやる気は出ないし今日はもう自分のペースでゆっくり走ろう、カズヤさんには先に行ってもらおう。
そう思って二人で休憩した時にその旨を伝えたのだが、カズヤさんがレンズ側のシャフト(ボディ内のモーターの駆動力をレンズに伝達するシャフト?)をペン先でクリクリといじくったら回復。なんと。これからカズヤさんのことはヒーローと呼ぼう。
それからはやる気も回復。
↓復活したカメラでパシャリ
ハシュリという町に着くころに雨が降り出す。これから峠越えなのでここから進むか、この町で宿を取るか悩ましいところ。しかし雨もそこまで強くなかったので進むことにする。ファーストフード店で休憩してから出発。
↓峠の手前にあった史跡
雨が降ったりやんだりのなか峠を登る。気温は低いが、合羽を着て登ると暑くて汗をかいてきて、休憩すると今度は汗が冷えて寒い。このパターンはいつものことだが、何度やっても良い対処法が見つからない。
300m程登って峠のトンネルへ。このころには雨は雪に変わっていた。
トンネルを過ぎればあとはほぼ下り。寒さ対策をして下り始める。
野宿覚悟で進んだが、もしモーテルのようなところがあればそこに泊まろうという話になっていた。しかし進んでも進んでもそんなものは見つからない。狭い谷なので、キャンプに適した場所もあまりない。日没が迫ってきたのでレストランの空きスペースにでも泊めさせてもらえないかと数件に聞きにいったがダメだった。これがカザフスタンならまずOKをもらえるんだが……。
もう暗くなってしまったので、川沿いにあったレストランのテラスの跡地のようなところでテントを張る。一応屋根があるが、スペースがあまりなくて雨は降り込んでくる。しかしまあ板張りの床の上なので汚れを気にする必要は無い。
夕食はいつものメニュー。カズヤさんにアルメニアのコニャックを頂いたりして楽しく食事をする。一人のキャンプも好きだけど、仲間がいると安全性も高いので安心してキャンプが出来る。
さて、明日はクタイシに向けて走る。天気が回復してくれると良いが。
【走行データ】
走行距離:88km
総走行距離:9679km