予報どおり朝から雨。
昨日は日記も書かずに寝てしまったのでまずはその辺を片付け、他にもブログや調べ事をしていたら昼頃になってしまった。幸い雨は小降りなので旧市街に観光へ。
↓目立たない宿の外観
宿から旧市街までは約1km、歩いて15分ほどだ。住宅街の中の狭い路地を選んで進む。
ドゥブロヴニクはクロアチア観光の目玉の一つだと思うのでさぞ華やかな観光地を想像して身構えていたが(いかにもな観光地は苦手なので)、いざ着いてみると人影はまばら。
オ、オフシーズン万歳……!
というか今日は日曜なので店も閉まっていて、それで人が少ないのかも。
なんにしろ、まずはATMで国際キャッシュカードが使えることを確認。無事現地通貨を引き出す。
先に昼食にしようかと思ったが、どこもシャレオツな感じで一人で入るには抵抗がある。というかそもそも高そう。安そうなレストランを探しつつ、街を散策することにした。
ドゥブロヴニクは陸側の斜面と海に飛び出た半島部分の斜面に挟まれるような地形。中央を走るメインストリートの左右は坂になっていて細い路地が規則正しく何本も並んでいる。道の石畳も建物も白い石で統一されていて、他の町とは雰囲気が違う。
狭い路地を歩くのは楽しいものだ。
結局程好いレストランは見つけられず、空腹感も山を越えてしまって今は落ち着いているので今日は昼食抜き。
最後に城壁に登って雨のドゥブロヴニクの写真でも撮って帰ろうと思ったが、入場料が100クーナ(約1800円)もして、しかも入場時間も15時までだったので諦めて帰ることに。
宿の近くのスーパーで買い物を済ませて帰ろうと思ったが、行って見たら日曜の営業は13時まで。おお、そうか、ここヨーロッパですものね。
仕方ないのでまた旧市街まで戻り、日曜でも開いていた小さな商店で食材を補充してから宿へ戻る。
部屋でダラダラとしていると宿のおばちゃんがやってきて、明日は何時に出発するのかと聞いてきた。明日の天気も雨予報で延泊する可能性があったのでまだわからないと伝えると、「明日は仕事に出て家にいないから、もし出発するなら鍵は玄関マットの下に、明日も泊まるなら15時には帰ってくるから。」と。実にゆる~い感じである。というか、やはり宿だけで生計を立ててるわけでは無いんだな。
さて、ドゥブロヴニク観光は一応は済ませてしまった。だから明日出発してもいいのだが、明日からはしばらく雨予報。雨の中、海岸沿いの交通量が多い狭い道を登ったり下ったりするのはちょっと嫌だ。正直に言うと、雨の中を走ってまで先に進もうとする気力は、最近はもうあまり残されていない。
しかし出発するなら明日がベターに思える。予報を信じるならば明日はまだ何とか凌げそうな天気だが、その先の2,3日は本降りになりそう。明日を逃すとしばらくここに閉じ込められることになる。1泊22ユーロの宿に連泊するのはそろそろキツイので、もう少し安いドミトリーのある宿に移る必要があるだろう。
というかそもそも、この先のルートが決まっていない。本来ならばアドリア海沿いを北上するだけなのだが、少し内陸に入ったところにあるボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルという町が気になっている。モスタル(というかボスニア)は異民族が共存する場所で、そこを見てみたいと思うのだが、治安に若干の不安が残る。観光地であれば問題無さそうだが、自転車で移動するとなるとちょっと予想がつかない。まあ主要道路を走っている分には問題は無いだろうが。
そういったもろもろが決まらず、時間だけが過ぎていく。
ん~……
寝よう。
こういうときは寝てしまおう。とりあえず明日は早く起きて、そのときの天気と最新の予報を見て決めよう。