6/23 潼关→西安 (141km)

さて、朝だ。今日はどこまで走ろうか。
ここから西安までは140kmくらい。平地であれば頑張ればどうにかなる距離だけど、昨日みたいなアップダウンだと辛い。こればっかりは走ってみないとわからないので、状況を見つつ西安まで走りきるか、無理せず手前の街で宿を探すかを決めよう。

それともうひとつ決めかねてることがある。西安のメジャーな見所、「兵馬俑」だ。これは見学しておいて損は無さそうだけど、見学料が150元と高い。そして場所も西安の中心からは30km程度離れているようだ。もし見学するなら西安に着いた次の日にバスで向かうか、もしくは今日、兵馬俑がある西安の手前の街で宿を探して、明日の午前中に行くかの2択。
これも今日の走行しだいで状況が変わってくるから、走りながら考えよう。

なんてことを考えながら準備していたら出発は結局10時になってしまった。
街を出てすぐに深い谷を越える。ここに橋がかかっていてよかったと心底思った↓
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出発から1時間ほど、道の分岐点。事前に宿でグーグルマップで調べてみたらこのまま国道を行くより、並行して走る省道を行ったほうがアップダウンが少ないように思える。国道は山の裾野を走るが、省道は市街地や田園地帯を走るようだ。ただ、手持ちのGPSの地図には載ってない道で、舗装の状況もわからない。少し悩むが、省道の方を進むことに。
結果、思惑通り平坦路を走れた。追い風にも助けられて順調に進む。

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今日も暑い。昼食後にアイス休憩。
↓「純真の恋」って(笑)。味のほうはホワイトチョコレートと、あとアンコのような甘みの何かが入っていた。独特な味だけど、悪くは無い。
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↓途中の道でドブさらいをしていた。みんな自分の家の前のドブにごみを捨てるのですぐに溢れてしまうだろうと思っていたが、やはり時々は掃除するらしい。IMGP4745mini
 

このまま行けば西安には19時位には着くことができそうだ。
兵馬俑の見学は今回は見送ろうかな。150元を払ってまで「どうしても見たい!」という程のテンションではないし、市内を見て回るだけでも楽しそう。本当に見たいと思ったら、西安ならまた来れば良いしね。

そんなわけで、西安に向かってひたすら漕ぐ。途中、何人かの自転車旅行者とすれ違ったり追い抜いたり追い抜かれたり。みな中国人。やはり西安ともなるとメジャーな目的地になるのだろう。
途中の街で地図を見ながらルートを確認していると、先ほど追い抜かれた一人のチャリダーが話しかけてきた。この人は空荷なので短距離のサイクリングなのだろう。何を言っているかはわからないけど、この街の抜け方を道案内してくれるみたいだ。ありがたく後についていく。
順調に街を抜けてからもしばらく付いていくが、次第に離されて見えなくなってしまった。お礼を言いたかったけど、まあ仕方ないか。

 
西安までの道は下り基調で比較的楽に進めた。夕方には西安の城門をくぐる。城壁のすぐ外には駅があって、到着した観光客でにぎわっている。
いよいよここまで来たな。といっても、まだまだここは始まりの地だ。

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街を走っていると不思議なことをしている人を発見。鞭を使ってコマをまわしている。伝統的な遊びなのだろうか。鞭を打つ音が凄い。そしてコマが高速で回転する音も聞こえる。
動画を撮ったのだけど、ここに貼り付けるやり方がわからない。
 

事前に調べておいた宿に到着。漢唐驿(Han tang INN)ユースホステル。1泊50元(会員証出すの忘れた……。出せばもう少し安いかも)。男女混合の6人ドミトリーで、珍しく部屋にトイレとシャワーがついてる。部屋にはメキシコ人の女性がいて、今は不在だけど他のベッドにも旅行者がいるらしい。

夕食は近くの店でビールと炒飯と冷菜(味付けされて冷めた状態の野菜料理。色々種類がある)と串焼きで一人宴会。40元近くも使ってしまった。これは豪遊ですよ。日本円で700円弱ですが。

部屋に戻るとイングランド人のカップルが。俺の荷物を見て自転車だとわかったらしく、旅のことを少し話すと、女性の方の兄(弟?)さんも自転車でアフリカのケープタウンからヨーロッパまで旅したらしい。それもなかなか過酷そうな旅だ。
 

さて、今回の休息はここに3泊する。連休だ。
 

【走行データ】
走行距離:141km
総走行距離:2460km

カテゴリー: 中国(China) パーマリンク

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