2度寝したら7:40になっていた。寝坊だ。
急いで準備して、モグさんからもらった茶葉でお茶を入れてから出発。
スタートから登り。ここで低い山脈を越えて国境へ向かう。10kmで400mのアップ。
今日は昨日と違って追い風。登りだとあまり恩恵は無いが、下りに入ってからは快調に飛ばす。
しかし雲が多くて寒い。晴れてさえいれば景色も良くて最高だったのだけど。
昼過ぎには国境の町に着いた。とりあえずは昼食。適当に入った店がやたら綺麗な内装で怖気づいたけれど、特に高いというわけでもなく普通にラグマンを注文。このラグマンはスープに入っているタイプで、麺もモチモチしていて美味しかった。
国境までの道沿いに両替屋が並ぶが、レートを見ながら走っていたら結局国境まで着いてしまった。しかし国境施設のすぐ近くにある両替屋でもレートは同じなようだ。
キルギスの通貨は「ソム」。1ソムは約2円なので計算が楽だ。ここでのテンゲ→ソムのレートは1ソム=3.5テンゲらしく、26900テンゲを7686ソムに両替。
カザフ出国・キルギス入国ともに何の問題も無くアッサリと終了。パスポートを見せるだけで荷物チェックもなし。実に簡単だ。
カザフとキルギスのイミグレの間には綺麗な川が流れていて、キルギス側では釣りをしていた。国境の川で釣りをするなんて、なんて平和なんだ。
国境からビシュケクの町までは20km程度。国が変わったからといって大きな変化を感じない道を走る。同じ旧ソ連圏で、しかも昔から近い文化圏であっただろう国だ、川を一本越えただけではそう変わりは無いらしい。中国からカザフへの越境の時とのギャップが面白い。
↓チャイハナ?
ビシュケクの町の手前でキルギス初買い物。梨味の炭酸ジュースが10ソム。安い!
ビシュケクに入ると少し変化を感じる。ビシュケクはキルギスの首都であり、恐らくはキルギス最大の都市だが、カザフのアルマティよりは雑然とした雰囲気を感じる。また少しアジアンテイストが戻ったようだ。
ビシュケクには有名な安宿が数軒あって、今回は「さくらゲストハウス」に泊まる。日本人経営の宿で日本人旅行者が多く集まるらしい。ここビシュケクではこれから行く国のビザ取りをするので、日本語で情報収集できるのは実にありがたい。
さくらGH(ゲストハウス)に着くとキルギス人で経営者の奥さんであるらしい女性に日本語で話しかけられた。こんな中央アジアの地で日本語で会話するなんて不思議な気分だ。
さくらGHは一泊450ソム、支払いはチェックアウト時にする。ビザ取りで何日かかるかわからないので、そのほうが合理的だ。
さて、ここビシュケクはこの旅においてひとつの目的地だった。すでにカザフスタンを通ってきたが、長い中国を終えてこれから中央アジアという別の文化圏の旅のスタート地点だ。ここまでくるとそろそろヨーロッパも視野に入ってくる。
そんなビシュケクへの到着を祝ってポロフとマンティで乾杯。