7時に起床。まだ日が出ていないが、気温はそこまで低くない。今日は5℃。
いつもどおりインスタントラーメンを作り、別途買ってある乾麺を追加して大盛りにして食べる。最近はこれくらい食べないと物足りなくなってきていて、毎日走っているにもかかわらず少し太ってきた気さえする。ま、まあ、冬に備えて脂肪を蓄えないとね。
この辺の草はほとんどどれも棘があって、歩いていると痛い。この乾燥した厳しい環境で育つためには、今ついている葉を確実に守らなくてはならないのだろう。まあそんな棘だらけの葉でもラクダはむしゃむしゃと食べているけれど。
走り出してすぐに町への分岐点が見える。見えるといってもまだここから10kmはあるのだが。
実際にそこにたどり着いてみても町の中心は道から数km外れたところにあるので、そこには店は無かった。昨日頑張ってここまでこなくて良かった。
今日はかすかに追い風で、良いペースで進める。
昼前にドライバー向けのレストランがあったが、なんとなくスルーしてしまった。そこから少し走ったところで手持ちのお菓子で昼食。
うーん、塩気が欲しい。やはりさっきの店に入ればよかった。
↓呼び止めてきた少年
午後になってから今日も音楽を聴きながら走る。周囲の景色も少し変化して、今は見渡す限りの葦（蒲？）の原。
今日は水を調達しておきたいので、本道から少し外れて町に寄る。商店で水とお菓子とスプライト、それと夜に飲む用のビール。
今日も暑いので冷たいスプライトが非常に美味しい。
町から出るときに調理用のガソリンも購入。カザフにはガソリンが3種類くらいあって、ハイオク･レギュラーの違いだけでなく品質でも別れているのかもしれない。よくわからないのでとにかく「ガソリン」と言ってボトルを渡したらNo.80という一番安いものを入れてくれた。今まで使っていたものと臭いが違うが（と言ってもそれもカザフで購入したものだけど）、果たしてこれで大丈夫なのだろうか。
1週間くらい前は昼間でも肌寒かった気がするが、昨日今日と結構暑い。気温は今日も30℃くらいあり、夕方が近づくと西日が顔に当たって辛い。油断していると熱中症になってしまいそうだ。
町から本道に戻る道がなぜか土を盛って封鎖されていた。勘弁してくれ、何の案内も無かったじゃないか。封鎖されている横には轍があってどうにか進めそうだが、この先がどうなっているかわからない。しかしここから引き返すと20km近くロスすることになるので進むことにする。
轍の土が小麦粉のように細かくフカフカしていて押し歩くのも重労働だったが、そんな封鎖箇所を二つ越えたら何とか本道へ復帰。
18時ごろに走行距離が100kmになり、そろそろキャンプ地を探す。しかし今日もあまり良い場所が無い。18時半くらいまで走って荒野の中へ延びる脇道を見つけたのでそこに入ってみたら、なんとか本道から見えない場所があったのでそこでキャンプ。
夕食はカレー味のスープスパゲッティ。昨日から久しぶりに暑い中の走行だったのでビールがウマイ！
今日も星が綺麗。ソンクル湖で見たほどではないが、ここでもうっすらと天の川が見える。毎日満天の星空が見えるものだからだんだんと慣れてきてしまったが、それも贅沢なものだなと思う。
【走行データ】
走行距離：109km
総走行距離：8270km
