12/28 Gebze→イスタンブール (59km) ―アジアからヨーロッパへ―

今日は晴れ。良かった……。

ホテルの下にあるロカンタで鶏肉が入ったチョルバを食べる。鳥の出汁が効いていて、何に由来するものかわからないが酸味がある。うまい。

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今日はイスタンブールまでもう大した距離では無いので、焦らずに準備。9時前に出発。

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そういえば今日は日曜だ。朝の町はお休みらしくひっそりとしている。
 
 
 
今日もアップダウンの道が続くが、途中からメインルートを外れて海沿いの道へ。交通量はそれほど多くないし、何しろ平坦なのが嬉しい。追い風も手伝って良いペースで走る。

海岸には公園が続き住民の憩いの場になっているようだ。ロードレーサーに乗って走っている人も多い。

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↓こっちのカラスは白黒
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↓ホワイト〇ース的な雰囲気を感じるジャーミィ
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昼頃にアッサリとイスタンブールの市街地へ。言わずもがなの大都市で、ショッピング街にはスターバックスやニューバランスのショップ、ハーレー・ダビッドソンのディーラ、そういった世界的なブランドの店が並ぶ。

そうか、もうこういう世界に入ってしまったんだ。今までの素朴な世界とは別のものなんだ。そう思うと少し寂しくもある。

そしてここにもクリスマスの侵食が及んでいる。

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↓コイツのせいかっ……!
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市街地はあちこちで渋滞していて、しかも一方通行が多いので走りにくい。一度内陸に入ってしまったので再び海沿いに出ようとカドゥキョイ地区を通ったらここも酷い渋滞。どうやら何かのデモをやるらしく、その現場に迷い込んでしまった。警察がこの地区への車の出入りを制限していて渋滞が起きているようだ。銃を持った警官と装甲車が待機していて物騒な感じ。それほどピリピリした雰囲気ではなかったが、ここはさっさと離れたほうが賢明だろう。

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見晴の良い海岸に出る。ボスポラス海峡を挟んで向こう側はヨーロッパ。とうとうアジアの西の果て(最西端ではないけど)までやって来た。思えば遠くに来たものです……。

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↓珍しく記念撮影(到着したという証拠写真)
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感慨に浸りながらビールでも飲みたいなと思って買っておいたのだが、どこも観光客だらけであまり落ち着かない。一応はイスラムの国トルコで公衆の面前でアルコールを飲むのもなんとなく気が引けるので、諦めてさっさと船に乗ってしまうことにする。
 
 
このボスポラス海峡には橋もかかっているが、自動車専用なので自転車では通行できず、船で対岸へ渡る必要がある。いまさら「轍が途切れる!」なんて気にしないので少しワクワクしながら船着場へ。自動券売機でチケット(というかコイン。4リラ。)を買って乗船。10分程度の短い船旅だが、海から眺める街並みは見ごたえがある。斜面を多い尽くすように広がった街、あちこちにあるモスク、天を貫くような高いミナレット。美しい街だ。

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↓東京からここまでの走行距離
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そう、美しい街なのだが、なにせ人も車も多くて自転車で走るにはストレスが溜まる。観光は後日に回してさっさと予約しておいた宿へ。

↓船はガラタ橋の近くに到着
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↓旧市街は城壁に囲まれている
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トルコに入ってからは駆け足で走ってきたので、ここでは少しゆっくりしようと思う。長い歴史を持ち、多くの旅人を魅了する街だ、きっと見る物はいくらでもあるだろう。
 
 
 
【走行データ】
走行距離:59km
総走行距離:11658km
 

カテゴリー: トルコ(Turkey) タグ: , , , パーマリンク

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