昨日は結構遅くまで飲んでいたので猛烈に眠いが準備を進める。7時過ぎに朝食をとり、昨日の日記を書いてから、8時半頃に出発する。
結局、宿代は元々予定していた出費の40リラだけを自分で出し、それ以外はヤスコさんが出してくれた。このお返しは、えーと、出世払いで、いずれ何らかの形でお礼を!
とにかく、昨日もいろいろ楽しい街歩きが出来たし、本当にありがとうございました!
とは言っても、ヤスコさんもこの先カッパドキアへ向かうので、恐らくそこでまた会えるだろう。
町の中心にあるアタテュルク像の前でGuantoと合流してから出発。
カイセリは大きな町なので、市街地を抜けるだけでも結構時間がかかるが、今日も追い風で良いペースで走れる。
少し走ってから商店で休憩。ここの新聞スタンドに女性の裸体(大事な部分は隠してある)の写真がババンと載った新聞が公然と置いてあった。日本のスポーツ新聞のようなもの? それにしても、緩いとはいえ仮にもイスラム圏なのに大丈夫なのか。
↓男性諸氏のために拡大したいところだが、自重しておこう
しばらく走ると分岐点があり、カッパドキア方向の道に進むといきなり舗装が悪くなった。かなり粒子の粗いアスファルトで、まるで未舗装路を走っているかのような振動と抵抗だ。
丘を越えて下り坂を走っているとパンク。ガラス片が刺さっていた。
シュワルベのマラソン・プラス、何度目のパンクだっけなぁ。多くとも10回はいってないな。
奇岩っぽい風景になりつつある。
Guantoはこの町に泊まるというのでここで別れることになった。
こちらは町を出てキャンプ地を探し始める。
明日はすぐ近くのギョレメという町の宿に泊まるつもりだが、今日はその町までのどこかでキャンプがしたい。折角だからいかにも「カッパドキア」という風景の中にテントを張りたい。
日没が迫る中、写真を撮りつつキャンプ地探し。しばらくして悪くない場所を発見。あまり奇岩はないが、見晴らしは良いし道から離れて静かなのでここでキャンプすることに。
日が暮れると一気に気温が下がる。買っておいたパストゥルマとビールで晩酌を始めるが、今夜はかなり冷え込みそうだ。
一人でキャンプすることの何が良いって、この風景を独り占めできることだ。誰もいないなかテントを張って寝床を確保し、思う存分風景を眺める。気が向けばその辺を散歩しても良い。風の音に耳を澄ませても良いし、気分が良ければ周りを気にせず歌ってもいい。日が落ちればビールを飲みながら夕食を作る。眠くなったら寝袋に包まって寝る。
もちろん、キャンプならではの手間や苦労があるし、毎日やっていれば面倒に感じたり疲れたりもする。でも、やっぱりキャンプは楽しい。ホテルに泊まっていては得られない経験、感じられない感覚というものがあるのだ。
【走行データ】
走行距離:74km
総走行距離:10844km