7/25 哈密2日目 (休息日)

今日は休息日。

しかし部屋のネットの調子が悪い。カーソンが宿を変えようと提案してきた。

一度広げた荷物をまとめて、新しい宿を探して、また荷物を広げて。これはなかなか面倒なことだけれど、俺にしてもネットが使えないと今後のルートの計画が立てられないのでちょっと困る。仕方ないので宿を変えることに。

チェックアウトの正午まで粘って、それから新しい宿探し。宿自体は沢山あるが、昨日同様、外国人が泊まれる宿があまり無い。ボロい外見の安宿はまず断られるので、綺麗で少し高そうな賓館をメインに当たっていく。どこも120とか140元だが、二人でシェアすれば我慢できる金額。一度は外国人が大丈夫な宿を見つけたものの、値段が高くてしかも5階で不便。その後も数軒回って、次で駄目ならさっきの宿(5階の部屋)に決めてしまおうと話して入った宿が140元で外国人可、4階だけれどエレベーターがあって自転車ごと部屋に持ち込めたのでここにする。

自分は宿泊拒否には慣れてしまっているけれど(それでも疲れるけれど)、カーソンは病み上がりということもあってかなり疲れてしまったようだった。

 
荷物を置いたらすぐに昼食。酸菜拌面だったかな。

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午後はルートの検討。カーソンも地元の人もしきりに「新疆は危険だ」「新疆には悪い奴がたくさんいる」と言う。果たして本当だろうか? もちろん安全とは言い切れないのも事実だけれど、どれも実体験に基づくものではない。どちらかと言うと漢族の間に広がっている風評のように聞こえる。

カーソンはこの先、ウルムチを通ってカザフスタンに抜ける予定で、こちらにもそのルートを勧めてくる。確かにそれも悪くは無いが、ぼんやりとネットでキルギスの写真を見ていると、やはりここに行ってみたいという想いがふつふつと沸いてきた。それにもちろん、ウイグル自治区の西の果ても見てみたい。そこには他とは違う、そこにしかない風景が広がっているはずだ。

とりあえず基本方針は今までどおりカシュガルへ向かい、もしそれまでに(例えばトルファンまでの道のりで)危険すぎると感じればバスを使ってカシュガルへ行き、さっさとキルギス入りしてしまえばいい。ただそれもどちらにしろウイグル自治区内を移動するので、安全を期すなら飛行機ですっ飛ばしてしまうべきなのだろうけど、まだそれを決断できるほどのニュースは入ってきていない。
 

そんなことを考えていたら午後も結局、宿から出ることは無かった。実際のところ、宿探しで哈密の街を走り回ってみても若干ウイグル族が多いかなと言う程度で、街並みもとおりを歩く人も他の中国の街と変わらないイメージ。あまり街を歩く気にもならなかった。

 
夜になって自転車の修理に行っていたカーソンが戻ってきて情報を持ち込んでくれた。カシュガルからやってきた自転車旅行者と会ったらしく、彼曰くカシュガルは危険ではないという。カシュガルもここ哈密と同じく武装した警官がいて警備に当たっているそうだ。俺にしてみればそれはそれで嫌な雰囲気だけれど、とりあえずはこのまま進んでみようという考えを後押ししてくれる情報だ。

 
暗くなるのを待って22時前に夕食を食べに行く。近くの屋台で串焼き。もちろん冷たいビールと一緒に。
これだけだと量が足りないので牛肉麺も食べる。串焼きだけで満腹になろうとすると結構な額になるので、中国の人は結構こういう食べ方をするらしい。

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さて、明日からはトルファンに向けて走るが、ブログがほとんど書けていない。果たして明日出発できるのだろうか。
いや、旅自体よりブログを優先させると言うのも本末転倒なのでもちろん明日出発するけれど、それでも夜遅くまで頑張ってから就寝。

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7/25 哈密2日目 (休息日) への0件のフィードバック

  1. 犬の名前 のコメント:

    WEB News 一部抜粋
    NHKの取材班は29日、事件の起きたヤルカンド県に入りましたが、現場付近には、武装した警察官が検問所を設けていて、強制的に排除されました。
    その際、カメラや携帯電話は一時、取り上げられ、撮影していた映像のほとんどが削除されました。
    現場周辺はインターネットも遮断されているとみられ、中国当局としては、事件の詳細が伝えられ、社会に動揺が広がらないよう、神経をとがらせているものとみられます。
    また、現場周辺に集まっていた大勢のウイグル族の地元住民に対して、銃を持った漢族の警察官が「立ち止まるな」と激しくどなりつけるなど、緊迫した状況が続いています。
    新疆ウイグル自治区では、ウイグル族に対して中国当局が高圧的な姿勢を強めるほど、ウイグル族が反発し、死傷者が出る事件があとを絶たないという悪循環に陥っています。

    朝日新聞も入れなかったと言う報道あり。
    海外メディアはことごとくダメ。
    それだけ緊張していると言う事なの注意してください。

    • shima のコメント:

      情報ありがとうございます!

      ルートを変更したので、カザフスタン方面は治安が安定してると良いのですが……。

  2. 劉鳳珍 のコメント:

    悠司君
    こんばんは、劉です。
    酸菜拌面の写真を見ると、自分も食べたくなりました。
    ちょっと、白菜の漬物を買って作ろうと思います。
    今、また、トルファンにいますか?
    新疆ウイグル自治区の中には、テントをしないで,できるだけホテル(宾馆)
    に泊まってくださいね。朝、早めに出発して,夜、早めにホテルに泊まるように安全第一でお願いします。
    次のブロクの更新を楽しみにしています。

    それでは。

    • shima のコメント:

      返事が遅れてすみません!

      今はウルムチを過ぎた辺りにいて、ここからカザフスタンを目指します。
      多分、こちらの方がいくらか治安が安定していると思うので。
      この先、野宿する必要も出てくると思いますが、ほぼ宿に泊まれるはずです。
      野宿したとしても山岳地帯で危険も少ないはず。

      そうですね、安全第一で行きます。
      ありがとうございます!

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