7:30起床。先に荷物をまとめてから外国人登録を済ませに行く。とりあえず時間が早いので先に朝食をとれる場所を探す。
↓こんな宿でした。
町の中心へ向かうとバザールがあったので中に入ってみる。コンテナを置いて、そこがそのまま商店になっていた。その中にレストランがあったのでそこで朝食。
ガンファンが350テンゲでナンとチャイとサラダが無料。おお、これ安いんじゃない? バザール内のレストランは狙い目かもしれない。店の人もフレンドリーでよかった。
↓ラグマン作成中
ここら辺の面は生地を薄く伸ばしたものを細く切って、それを粘土細工のように手でこねてさらに細くしているようだ。中国の麺は一塊の生地を何度も伸ばして細くしていたので、作り方が違う。そのへんが麺のコシの違いなのかもな。
バザール内にモバイルショップがあったので、ケイさんとユキさんがカザフのシムカードを購入。
外国人登録ってすぐ終わるんだろうかとか思いながら窓口で聞いてみると「アルマティ!」のひとこと。
え?
つまりここでは出来ないってこと?
そういうことらしい。
よくわからないけれど、国境の職員が適当なことを言ったのか、あるいはここの職員が面倒臭くて適当に追い払ったのか。(いま考えればもっと粘ってみればよかった)
それにしても困ったことになった。タイムリミットは残り3.5日。実際には最終日に登録するなら前日にはアルマティに着いておきたい。2日半で300km以上を走らなくてはならない。
ハハッ、無理じゃない?
もう深い事は考えずにとりあえず走るしかない。上手くいけば途中の町でも登録が出来るかもしれない。急いで準備をして出発。
そういえば、出発準備をしている間にオジサンがやってきて200テンゲをくれた。がんばれよという事らしい。面白いな、水をもらうことはあっても現金をもらう事は無かった。
余談ですがカザフのプラグはBタイプ。
森の中を行く道。綺麗な沢があって、今夜のキャンプ地もこんなだと良いなぁ。
【今日のピクトさん】
カザフのピクトさんは後頭部が伸びている。
イングランド人とニュージーランド人のサイクリストカップルに出会う。ビシュケクの安宿情報を教えてもらった。
しばらくしてから森が開けて草原になる。森の中を走っているときはわからなかったが今日は風が強いらしい。例によって向かい風。
えっちらおっちらと漕いでイリ河を渡り、そこからも延々と続く草原に心が折れそうになる。
向かい風で思うように距離が稼げない。日が暮れ始めて野宿場所を考える時間になってきたが、地図を見ると少し先に町があるようだ。ここならビールが買える! ということで暗くなってからも走り続ける。
しかし暗くなってからの走行はやはり少し無理があった。ガタガタの舗装の道と荒い運転のドライバー、そして道路わきの状況もわからないので野宿場所を探すのも苦労しそうだ。
21時ちかくなって小さな町に到着。町の入り口にレストランがあって、そこに吸い込まれるように自転車を止めた。
ここにビールが売っていたので、まあとにかくビール飲みましょう、ということになる。
その店のお兄さんが自転車でやってきた僕らを見て、お金は要らないから何か食べていけと夕食をご馳走してくれた。
しかも食事を終わった後にどこか敷地内でキャンプさせてもらえないか聞いたら、当然のように「いいよ」と。使っていない建物の一室を貸してもらうことになった。
この辺の人たちのフレンドリーさというか、ホスピタリティーには驚いてしまう。突然現れた旅人に対してどうしてここまで優しくもてなすことが出来るのだろう。
暗くなるまで走ってクタクタだったけれど、最後の最後でホッとできる寝床を確保できた。
【走行データ】
走行距離:69km
総走行距離:6618km